「長田今昔ものがたり」第30話


第30話 皇室と須磨寺のいろいろ(閑話休題) 2017年2月4日放送

なにげなく使っていた「離宮道」、井上さんのお話をお聞きください。なんと天皇が通られる「天皇道」もあったのです。離宮公園に天皇のお住まい(武庫離宮)があったことは、うっすらとした知識の中にありました。加えて、地震などの天災のときの避難場所として須磨寺の特別室の存在がありました。須磨寺客殿の唐破風の玄関が片寄っているのは、その正面に参道よりの天皇道があったからと言われています(違う見方をしている人もおられるようですが)。須磨寺の正式名は「上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)」、毎月20日、21日は「お大師さん」でにぎわいます。文学碑も多いです。慶長の大地震(1596年)前までは12坊もあったとのこと。ゆっくりお寺を見学(お参り)ください。


30話 須磨寺・伽藍「客殿」は創建時に武庫離宮の避難所に指定