「長田今昔ものがたり」第77話


第77話 裁判と法律知識 2017年12月30日放送

震災の実体験をお話しします。自分が望まなくても「争いになる」ことがあります。祖父母の時代からお貸ししていた土地、借主が建てていた家屋は、だれが見ても全壊でした。借主は、家屋の中に商品がつまっており、修理して商売を始めるから、「猶予を」の一点ばりでした。付近住民の陳情で行政も来て、弁護士と相談の上、地裁に裁判を起こさねばなりませんでした。当然勝訴するのですが、弁護士費用も、取り壊し費用もこちらが負担せざるを得ませんでした。放送では、土地の所有者から訴えられ地裁で勝つのですが、高裁では示談を勧められたケースを話しています。「裁判」に巻きこまれることもあるのです。


77話 米国裁判体験も話しています。