ハリケーンがハイチを襲う


【ポルトープランス5日=日比野純一】ハイチはいま11月5日午前6時です。ハリケーン・トマスがこの国を襲っていて、すごい風雨です。1月の大地震以来、初めてのハリケーンで、被災者100万人が暮らしているテントが心配です。地震から復興できないところに、コレラとハリケーンがハイチを襲うとは。。。
しかし、今回のハリケーンとコレラへの対応策として、地震の後にBHNとAMARCが手がけた支援活動が実を結んでいます。再建されたコミュニティラジオと、被災者が暮らすテント村と集落に設置した域内放送システムが、緊急情報の伝達に大いに役立っていて、住民に情報を伝える術がなく困っていた国際機関や国際NGOも活用しています。

ハリケーン・トマス来襲を前に一昨日、ハイチの大統領はTVで「政府は残念ながら何もできないので、何とか頑張って生き延びてください。ハリケーンが去ったら米国はじめ国際機関が必ず救援に来きます。すでに米国の救護用の艦船も待機しています」といった内容のメッセージを市民に送った、と信頼できる筋から聞きました。事実だとしたら、あまりに正直すぎます。。。


ところで、ハイチは11月28日に大統領選挙を迎えます。19人が立候補しており、その中にはミュージシャンのワイクリフ・ジーンもいます。当初は立候補届けを却下されたのですが、ハイチに移り住むことで、認められたようです。しかし、ハイチの人々は「彼はクレオール語が満足に話せないはず」と当選には否定的です。