1985年花であること


金成日さん絶妙なかけあいドキュメンタリー『1985年 花であること』は、在日コリアン3世の金成日さんが、老華僑の2世、徐翠珍さんの今までの軌跡をそれぞれの現場にも行き、イメージとしての写真をはさみながら、トークするという映画でした。
二人のトークにそって、神戸・釜が崎をたどるうちに、『日本に生きる外国人の様々な「なんであかんの?」「なんで私らにはこの権利はないの?」「なんでこうせなあかんの?」』という、生活の中で普通におこる外国人のボーダーを浮き彫りにしてゆくトークドキュメンタリー映画でした。
在日韓国人の金さんの質問が実に的確で、わかりやすく、その上徐さんの話が又絶妙!「神戸生まれの関西人」そのままの、豊かな笑いを溶け込ませた素晴らしいものでした。
1980年代に起こった「指紋押捺拒否」という、日本の中でも大きなインパクトを持つ運動を実際に行ってきた、そして指紋押捺撤廃という大きなものを勝ち取ったお二人の対比が色を添えます。
徐さんは、軽やかでペーソスあふれる語り口、金さんは実にソフトで真摯さがにじみ出るご様子、この二人のトーク番組ともいえる75分は、じんわりと色んな人々の心に、共に生きる外国人達の「息苦しさ」「理不尽」、、つまりは「なんで?」を伝えます。
2007年の入国管理法改正(改悪)という問題は、同じく日本に生まれて、日本に育ち、生活の拠点は日本という老華僑と在日コリアンのこの二人の間にも、大きな境界線を引く!ということも浮き彫りにした映画です。

近々の上映会は
●12月4日土曜日
●尼崎のJR立花駅南へ降りてすぐの「すこやかプラザ」
●時間は14時、参加費¥800です。
詳しいお問い合わせは以下へ
電話06-6494-4716 茶房 どるめん