「FACILプロデュース」カテゴリーアーカイブ

まちはイキイキきらめき講座(第3回)

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2016年12月に開催された多言語センターFACILの提供する「多文化多言語まちはイキイキきらめき講座」第3回~あなたの”まち”に暮らす技能実習生たち~

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講師はすべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)事務局長 早崎直美氏。

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1993年にできた外国人技能実習制度。年々受入れは拡がり、2016年には20万人の実習生が日本で働いています。技能の研修ではなく今や日本の衣食住を支える彼らの力。
しかしその実感は薄く、ニュースで見る報道には、問題視されるものが多く、日本の小規模な企業の支え手、農業における人材、衣料産業の担い手であることは出てきにくい状況です。この日本の労働現場の問題、産業構造のひずみが、実習生たちの支援を行う早崎さんの現場には如実に表れています。

「まちはイキイキきらめき講座」第2回~いま隣にある難民問題~

連続5回シリーズ「まちはイキイキきらめき講座」
第2回~今隣にある難民問題~ゲスト講師:難民ナウ!代表 宗田勝也さん
放送日は12月17日土曜日14時~15時(毎月の第3土曜日です)
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今回のお招きしたのは、京都三条にあるコミュニティラジオ京都三条ラジオカフェで、2004年から「難民問題を天気予報のように」をコンセプトに番組を制作し放送している「難民ナウ!」を主宰し、同じく「難民ナウ!」という名前の団体の宗田勝也さんです。

**「難民ナウ!」日本初の難民問題専門情報番組です。
Nanmin Now! is a radio program which broadcasting
at Kyoto Sanjo RadioCafe in Kyoto, Japan since 2004.
The concept is “Broadcasting refugee issue just like weather report”.
13645321_10153737284417006_8098905872797761098_n1時間番組の最初のコーナーでは「なぜ難民問題を天気予報のように!」と考えられたのか?そして今回のテーマにある「難民問題は本当に隣にあるのか?」という素朴な疑問に丁寧に答えていただきました。
dscn5301そして番組後半は、世界の各地から伝えられる難民問題、そこに何とも知れない不安感が生まれる最近の世情を考えるトークとなりました。その怖れは、「難民問題」は自分とは関係のない「遠い哀しみ」として距離を置くことでその怖れから回避しようとする心の動きであることを明確にし、「自分とは、そして自分の地域とは関係のないもの」として見ようとしない、あるいは自分の領域を守り、他者の排除・排斥の世界の動きと呼応していることを解説されました。
宗田さんのお話は、一つ一つの問題を本のページをめくり、一行ずつその意味を分かりやすい言葉に変えていくように解説していかれました。番組を聞き終わった時あなたは、きっと難民問題を考えること、それは、自分にとっても地域にとっても大きな力となり、豊かさへの道筋が開けることになるのだと実感されるでしょう。

多文化多言語 まちはイキイキきらめき講座 第1回放送

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外国人と呼ばれる人たちと共に過ごす職場、学校、町内会での日常。
一緒に過ごす時間の中で相手に直接聞けないこともあるから
なんとなくコミュニケーションが手探り状態・・・。
そんな日常がほんの少しでも変わるヒントになるような
NGO・NPOの専門家のお話を聞いてみませんか?

5回連続講座の第1回目の放送は、2016年11月19日土曜日14時~15時。(11月から2017年3月まで5回にわたり毎月の第3土曜日14時~15時に放送予定)
第1回は「地域の多文化を掘り返す」と題して
特定非営利活動法人たかとりコミュニティセンターの専務理事 日比野純一さんのお話。
司会進行はFMYYの金千秋です。

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お話は1枚の写真から始まりました。1995年の2月14日あの「満月の夕」が生まれることとなった駒栄公園のテント村(現在はアグロガーデン)で「ソウル・フラワー・ユニオン(のちにモノノケ・サミットとして被災地を歌の行脚をしたロックグループ)の到着を待つまさにその日の写真です。skmbt_c20316111818471

まちの復興とは、そこにある多様な人々と共に、顔を顔を突き合わせ、それぞれの人生を語り合いながら、一つ一つ、一人ひとり自分らしい人生を送れるまちをみんなで創っていくこと。

そんな中でいち早く、地域の丸五市場のみなさんと共に始めた多様で多文化な取り組み。290-001481-1-00001 290-002003-4-00001 290-002003-2-00001290-001481-1-00003

野田北部まちづくり協議会と共に神戸で最初に創った多言語でのごみ出しのルール看板。まちで共に住むためには、すべての人々に「住みやすいまちづくり」のために情報が届くよう目を見張り、耳をそばたて、自分とは違う状況にある人への気配り、目配り、努力が必要!と地域の人が感じて初めて可能となった看板です。290-002030-9-00001