「ワンコイン番組」カテゴリーアーカイブ

2020年1月4日ワンコイン特別番組「わるがき拝拝」宗教のボーダーを越えた25年を語る。

1995年1月17日の阪神・淡路大震災、あれから25年。
FMYYは、民族も国籍も男女という性の考え方も年齢も、いろんな違いを越えて、あの時見えた社会的問題、それまで見ようとしなかったいろんな人々の苦しき、聞こうとしなかった小さな声に耳を傾け、誰もが住みたい、住み続けたいまちを創るために歩み続けてきました。

2020年の最初のワンコインは、震災25年の特別番組として、宗教という、なかなか難しいボーダーをも超えた語りの「場」を設定しました。

出演は、「わるがき拝拝」のみなさんです。
カトリック神父神田裕、プロテスタント信者宮本真希子・草地とし子、正法寺住職亀山俊彦、有馬温泉神社宮司別所敬介、濟臨寺住職明石和成。

以上の6にんのみなさん。そして進行は金千秋です。

2019年12月28日「ワンコイン番組」~昨今の台風被害の概要と台風19号被災地へのFMYY募金の活用報告。

今回のワンコイン番組は特別報告番組として「昨今の台風被害の概要所感と台風19号被災地へのFMYY募金活の行き先報告」をFMYY長谷部治理事にしてもらいました。

■冒頭は長谷部理事の被災地支援事業に携わるなかでの考察
大型で強い台風19号「ハギビス」は12日日本上陸後、北日本から東日本の太平洋側を中心に、広い範囲で非常に強い風や猛烈な風が吹き、記録的な暴風と豪雨により各地で浸水や土砂崩れが発生、多くの河川が氾濫し、また川津波の様相を呈した。多くの被災地は河川に沿った低湿地。そこに居住する人々の家屋が浸水。多数の死傷者がでたことと多くの人々が長い避難生活を余儀なくされている。
今回全国支援P(企業・社会福祉協議会・NPO・共同募金会が協働する災害時の支援をする専門家集団のネットワーク組織)の一員として関東・福島・長野へ現地入りした長谷部理事から現地の被災状況について、またその姿は被災地、災害地での問題だけではなく、日本全体の「今、社会が抱える問題」を浮き彫りにした姿だということが語られた。
~*ボランティアが足りない…の報道は確かに「各地で足りていない」ということを反映しているが、数的にはたくさんの人々が現地に駆けつけている。数の問題ではなく、被災地が多すぎること、また被災者自身の縁故関係者の数が減っていること(伯叔父伯叔母、甥や姪、従兄弟姉妹など、今までであったらたくさんの身内同士で助け合えたのが、現在は極端に減っている)、ボランティアに行けるような若い世代の人々の貧困(学生のバイト代は食費のため=自己完結のボランティア活動に行くことは食費を削ることになる)という現代社会の大きなひずみが見えるということが言える。~

今回のFMYYで集めた募金は、「農福片付けプロジェクト」に現地の彼らの拠点で長谷部理事から手渡されました。(写真)

この広いがらんとした事務所で、アップルロードと命名されているリンゴ農園の片付けを行っている「農協・障がい者作業所・農園」の方々は、写真右側にあるブルーシートの上でお昼の食事や休憩をとっていましたが、長野の寒さは神戸で考えられないほど。
そこで私たちの託した「125000円」はテーブル・イスの購入+石油ストーブ+石油の費用に充てられることになりました。

この「農福片付けプロジェクト」は、被災地支援のためのお金が国から出ます。それは農園の方そして障がい者の人々、作業所職員にとっても大きなことです。またそれだけではなく、作業所が被災し、毎日通うことができなかった障がい者の人々のとって、新たに働く場としての提供、そして農園やJAの人々との「出会いの場」となったのです。
この「出会いの場」となることは、これからのまちのあり様に大きな視点、多様な人々が住むまちという視点を生み出すことも期待できます。
被災は確かに大きな被害を生み出し、哀しみも計り知れません!しかしながらそこから新たな展望が見え始めるその機会にすることもできます。FMYYはその新たな展望の芽が大きく育つことを期待しています。

2019年12月21日「ワンコイン番組」年の瀬のよそおい

2020年1月17日のためのいろんな準備長田区・兵庫区・須磨区での保育所から中学(3歳から13歳)での「ろうそく作り」
これは毎年行われている再生のロウソクつくり。
阪神・淡路大震災での体験、そしてそこから生まれた知恵、そして災害で知ったまちの中にあるいろんな課題、それを自分事としてもらうためにお話をするというプロジェクトが終了しました。
あとは来年の1月5日日曜日に2つの重要な下準備。17日当日みなさまに1年間のこの追悼行事を支えるための募金箱の材料、竹きりに北区無動寺へ行く~~そしてやはり当日17日会場に「1.17 ながた」の文字の書いてあるブルーシート洗いです。


詳しくは、「1.17KOBEに灯りをinながた」のFacebookを参照ください。

2019年12月14日「ワンコイン番組」震災と日韓の繋がり!


FMYYの12月はやっぱり阪神・淡路大震災、そして震災についてのいろんな話が、参加者の一人一人から出てきます。

Crewの上澤君は1995年当時小学2年生、しかも北九州の小倉にいたということで、実際の記憶はありません。でも4年後神戸に戻ってきてやっぱり「しあわせ運べるように」という歌も知っています。ラジオ好きの上澤Crew!さすがに災害時のラジオからの情報についてよく知っています!!
かつ東日本大震災での東京での被災、帰宅困難の話をしてくれました。
また最近韓国2泊3日の旅行が続いています。国と国の関係は別にして、とても近い国のはず!の日本人と韓国人の感情、インターネットの世界の中での罵詈雑言が人の心をいかに傷つけるかについて話しました。
**K-POP韓国の女性アイドルグループアーティストKARA(カラ、카라)の元メンバー日本でのデビューの前にク・ハラさんの残念な自死の弔問で感じたこと。「ヨボセヨ」の一粒の種から始まったFMYY。上澤君の北と南の朝鮮半島に対する気持ち。

蔀さんは少し遅れての参加でした。少し風邪気味で、12月22日のクリスマスコンサートまでに完治することを願います。
彼女は全盲なので、逃げるにあたっても非常な困難が伴います。
まずは必要なもの(通帳・障碍者手帳などなど)を日常から用意しておくことという、しかしながら人間は喉元すぎれば熱さ忘れる!!ということも苦言も呈されました。

年齢の違う二人からの災害に対する気持ち「のど元過ぎれば~~~」が出てきたことは重く受け止めなくてはならないです。

2019年12月7日ワンコイン番組FMYYは、どの番組でも1.17について語ります。

本日からのFMYYの番組は、2020年1月17日に25年を迎える「阪神・淡路大震災」についてそれぞれのいろんな思いをいろんな言葉でいろんな視点で語ります。
まずは「ワンコイン番組」では地域で、震災当事者として、遠隔地で、日本ではないところからの、いろんな立場でのお話をお届けします。

FMYYは、25年前のあの時、「差別されるもの」「排除されるもの」としての不安感をもった在日コリアンの「あの人を見つけたい」「あの人はどこにいる」「大丈夫ですか?」の声をラジオから発信するという思いもよらない発想から生まれた生まれたメディアです。
思わずその姿を隠してしまいがちになる人々への安心をお届けするための「FMヨボセヨ」という一粒。
そして、その一粒から情報の多言語化、言葉の壁を超えるためのに生まれたのが「FMユーメン」。
この長田の地場産業ケミカルシューズ産業が、国境を越えてきた人々の生きるための糧を提供する場であったことが大きな礎、そして心の支えになっていたカトリックたかとり教会の中に、震災後すぐに立ち上がった被災ベトナム人連絡協議会が中心となり、新たな「ふたば」、言葉の壁を越えるための多言語メディアとして生まれました。
そしてその2つが1995年7月一緒になり「FMYY」となりました。
それから25年を迎えようとしている今も、あの時被災地で避難所の中で見えた「このまちにあった社会的問題」そして確かにあった「助け合う心」。
その顕在化とそして知恵を寄せ集め、今よりもっと住みやすい、誰をも取り残さない、誰一人排除されないまちづくりとは何か?それを問い続け、その問いから生まれた「気づき」を広げていくためのお話が展開されていきます。
FMYYは、その語り継ぎのため、今までもそしてこれからもみんなの発信の場として存在していきます。