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震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その4/5(山中ゼミ2)


制作者
ディレクター/監督:瀬戸山周
リサーチャー/構成:芳岡智昇
インタビュアー:永沼美菜
動画編集:星円
音声:岡田愛未
カメラ:宮本隼輔

協力
インタビュー対象者:安本久美子さん
撮影協力:FMわぃわぃ、カトリックたかとり教会、たかとりコミュニティセンター

タイトル:『被災者にとってのコロナ危機〜2つの災害を乗り越えた先に何を見る〜』

私たち学生は、コロナウイルスが蔓延し始めた当初から兵庫県三田市で一人暮らしをしているものが多いです。
ディレクターである私も、大学での授業はオンラインに切り替わり、アルバイトもほとんど休業状態となっていたため3月〜5月の期間はほとんど家で過ごしていました。
番組制作は7月から始まり、インターネットでの取材を重ねて、リアルな実際の撮影は11月にたかとりコミュニティセンターで行いました。

当番組では10年前に震災での体験について、先輩たちがお話を伺った方に改めて追跡取材を行うというものでありました。
阪神・淡路大震災とコロナ危機、これらの未曾有の災害が被災者の方の価値観や人生観にどのような影響を及ぼしたのかについて、個人に寄り添った視線だからこそ得られた記録をお伝えすることを目的としています。
取材は被災者の方とインタビュアーの対談形式で執り行い、リラックスした中で被災者の中の心の内を引き出せるよう話していただきまいた。

このコロナ禍のため、事前の取材はzoom会議を利用して行いました。
実際にお会いして取材を行うことが出来ず、深く掘り下げることが難しいのではないかと思われましたが、安本さんから様々な体験談を語っていただいたことで番組制作の指針を上手く作り上げることが出来たと思います。

当日の取材はたかとりコミュニティセンターをお借りして感染対策を施した上、安全に気をつけて撮影しました。
2つのカメラを使って安本さんとインタビュアーの2人が映る画面と安本さんにフォーカスしている画面の2画面を用意し、話している内容ごとにスイッチしやすいように工夫しました。
編集に際しては動画のカット割りや音声の調整などチームメンバーに手助けして貰った所が多く、非常に感謝しています。

私自身ディレクターという立場で番組制作を行ってみた中で、感じたことを以下です。
自分で出来る範囲のことをきっちりやることと、出来ないことはチームメンバーに仕事として振り分けることのバランスが大事なことを実感しました。
対象者との日程調整やチーム内での仕事の振り分けなど調整役としての様々なタスクをやる一方で、私は動画編集スキルがほとんどないため、チームメンバーにどの部分を使いどの部分の音声を取るか、などの指示出ししか出来なかったことが悔やまれます。
来年は自分1人で番組制作を行うのでそれまでに編集能力をつけておきたいと考えています。

番組制作にあたってインタビュアー対象者の安本さんやチームメンバーを始めとして撮影場所の提供や撮影ノウハウなど、多くの方々に助けられ無事番組が完成したことを非常に嬉しく思うと共に感謝をお伝えたしたです。
番組として被災者の方の思いを伝えられる内容になってると思うので是非多くの人に見ていただきたいと思っています。

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その3/5(山中ゼミ1)

制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科
    日下まりあ、中城健太、藤田広希、山﨑聡一郎、吉山菜々子
取材対象:為岡務さん

タイトル「ふたつの災害を越えて~現代にも生きる、人とのつながり・助け合いの大切さを阪神淡路大震災に学ぶ(為岡務さんインタビュー)~」

私たち学生は、部活やアルバイト、就活の傍ら、自宅で授業を受ける日々を過ごしています。大学が完全オンライン授業だったため、今回は、ほぼ対面することなく、自宅に待機しながらオンライン上(ZOOM)でのグループミーティングを重ねて番組制作に取り組みました。

長田区在住の為岡務さんに、震災当時、またボランティアや消防団等の経験から、
コロナ禍の現代にもヒントとなる「過去の震災から学ぶこと」「事前の防災」「人とのつながり、人への思いやりを大切にすること」についてお話を伺い、それらを学生の視点からインタビュー番組として構成しました。
発生から間もなく26年を迎える阪神淡路大震災の出来事を再度心に留め、
経験者から得られた教訓を受け止めて、震災を記録に残していくことの意義についても考えるきっかけとなれば幸いです。

インタビュー収録前に2度に渡って、為岡さんとの懇談(ZOOM)の機会を設け、
お話を文字に起こして学生同士で読み合う等、為岡さんのメッセージを引き出すことを重視しました。
またシナリオを作り込まず、学生のコメント部分も、できるだけ本人の自然な感想を残すよう心掛けて構成を練りました。カメラワークでは、為岡さんの表情をしっかり写せるよう意識しました。

インタビュー内容の理解や、構成への意見交換・確認の機会を大切に進めてきたことで、
制作メンバー全員が番組への関わり・貢献を実感できる番組制作になったと感じます。
阪神・淡路大震災を直接知らない世代の私たちが、為岡さんから教わった「助け合いの精神」を、番組という形で社会へ届けることができるのは、私たちにとっても学びであり、
やりがいのあることだったので、経験できて良かったです。

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その2/5(津田ゼミ2)


制作者:三砂安純班 関西学院大学総合政策学部メディア情報学科津田ゼミ
取材者:觜本郁さん 神戸の冬を支える会
​    藤本幸二さん 新生屋精肉店
「私たちが考える“震災の伝承”」

新生屋精肉店を営む藤本さんはコロナ渦でも店を開け続けたと話していました。
「病気なんかは怖ない」と話していた藤本さんの言葉に震災当時の想いを感じ私にはズシンとくるものがありました。
觜本さんは「震災時とコロナは違うようで全く同じ」感染症でも災害時でも制度の枠からはみ出てしまう人がいる。そんな方々の支援を行っています。

番組の狙いとしては、この番組をみて、震災当時の恐ろしさ、絶望感を感じ、今の何気ない毎日がどれだけの人達の犠牲の教訓からあるものなのかと感じてほしいです。
そして私自身、震災を伝える活動を3年間行い、災害をこれから伝えていく世代として、自分が被災した後だけでなく、避難所に行った時に社会的マイノリティの方々に出会ったら?
これからを生きていく世代に改めて考えてほしいトピックです。

私自身撮影があまり得意な方ではないので、協力を頼んだのですが、
それでも最後のお二人からいただくメッセージはこの番組を見てくださった方々に向けたい想いがありました。
経験した人たちへは被害の大きさに関わらず当時の話を伝える重要性、当時を経験せず、
これからを生きていく人々へは、当時、犠牲になった人たちがいて今があることを忘れない、
そして社会的に制度から外れてしまう人たちがいる問題を考えることを伝えるための編集を心掛けました。

制作を終えて感じるのは、まずこの制作に携わることができたことに感謝しています。
取材を快く了承してくださった藤本さんと觜本さんも大変お世話になりました。
ご協力ありがとうございました。

この経験は自身の糧になり、“震災を伝える”ということを改めて考えさせられました。
この取材で私も初めて被災後の社会的マイノリティや被災後に制度から外れた人々の存在を知りました。
この番組が見てくださった方々にとって私と同じように震災の新たな側面を知るきっかけになればいいなと思っています。
まだまだ私自身も震災について知らないことがたくさんあります。
この好奇心と謙虚な姿勢を忘れず、震災を伝えていきたいです。その中でも取材に協力してくださる方々の想いを尊重し、伝えていきます。

震災特別番組25年「関西学院大学山中速人研究室/FMYY共同制作シリーズ~ふたつの災害を越えて」10年前に学生制作番組の追跡取材番組 その1/5(津田ゼミ1)

制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科津田研究室 
    近藤理菜、山中碧生、宗田凜花、岡本貴登
タイトル「25年の軌跡~阪神淡路大震災体験者の追跡記録~ 」

私たちは兵庫県でコロナ危機を過ごしました。
大学は感染防止のためオンライン授業となり、外に出ることが少なくなることで、人と直接会う機会が減りました。
先生や仲間とは画面上や文章でのやり取りを行いました。

今回のねらいは、2011年に関西学院大学山中研究室の先輩、後田貴代さんが行った阪神淡路大震災の体験者からの聞き取りを、10 年後の 2020 年に再度試ることでした。
私たちは当時大学生だった吉田めぐみさんを取材対象者にしいと希望しました。

彼女は2020年に結婚され、時間的な余裕も生まれ、広い視野を持てるようになり、今まで他人事だと感じていた社会問題にも興味を持つようになったと話してくださいました。
そして、自身が今社会で起こっていることに興味関心を持つことの大切さを実感しているので、若い私たちが、自分の話で震災の実態を知るきっかけづくりになればと、私たちの取材を受ける気になったとというメッセージをくださいました。

アーカイブ映像、写真、音声を利用し、カメラで撮影した映像を制作しました。
充分な感染対策をしてのリアルインタビューのシーンでは、吉田さんの話す時の表現をしっかりとおさめられるよう、カメラ2台を使いました。

私たちはこの取材を通して、彼女が芯の強い女性であると感じました。
彼女の話の中での 「興味関心を持ってほしい」という言葉が強く印象に残っています。
阪神・淡路大震災を経験してい ない人たちは、震災体験者からの話でしか学ぶことができない。私たちは震災に対して、興 味関心を持たなければ震災体験者の話を聴いたり、震災を学んだりすることもないだろうと思います。
彼女の震災からの 25 年間に中で紡がれてきた思いが、私たちが強く心に響いたように、この作品で他の学生たちにも「興味関心を持つきっかけ作り」になればと思っています。

2021年1月10日「FM二風谷放送FMピパウシ」第237回

テーマ:11日は成人の日です。

1月→アイヌ語トエタンネチユプ 
地域のニュース
① カルチャー ウコチャランケ 川上惠さん
より良い未来を信じて ■継承するアイヌ文化
2020年12月14日付北海道新聞より
② 千島の先史―戦後詳細に
札幌大学・川上教授が「通史」出版
12月16日付北海道新聞より
③ トマトジュース おいしく飲んで
びらとり農協が寄贈
12月18日付 北海道新聞「日高」版より
④ 読者の声 小川早苗さん80歳(札幌市白石区)
見過ごせぬ「甘やかし」発言
12月23日付北海道新聞より
⑤ シマフクロウ確認されず
平取町など「森づくり」1年
餌の魚類調査、巣箱設置
12月24日付 北海道新聞「日高」版より
・萱野志朗のコメント
「梨乃と啓介のポンノ ポンノ」(6)
  担当:原田 啓介
     木村 梨乃
「カムイユカラの紹介コーナー」
 「オキクルミ ト゜レシヒ」
(大空に描いたコタン)
サケへ(リフレーン):アンナホーレホレホレ
語り:木村うしもんかさん
録音:1961(昭和36)年10月
『萱野茂のアイヌ神話集成第1巻』
 カムイユカラ編Ⅰより
 紹介と解説:仙石裕子
「萱野茂二風谷アイヌ資料館」からのお知らせ
「木村二三夫の言いたい放題」 第59回目
  担当:木村二三夫
小松和弘のアイヌ文化にまつわる小話(6)
担当:小松和弘(紫雲古津小学校・校長)

1995年阪神・淡路大震災は、自分のできること、それを行動に移す「日本のボランティア元年」であった!

日本は災害大国である。災害対策は国が、専門家が行う、というそれまでの常識を覆す災害が1995年の阪神・淡路大震災がはっさいした。

1923年9月1日「関東大震災」という大都市でに震災。
その後の近代的な時代に入った1995年1月17日発災の「阪神・淡路大震災」
この「ふたつに震災」は都市直下型ということでは、似ているが、時代の流れの中で
大きな転換があったことを指示している。