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イノシシに簡単にエサをあげてはいけません!!

10月28日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。
「より子のちょっと言わせてもらいます!」ではより子さんが神戸市西区にある竹の台小学校に講演に行った際の話をしていました。西神中央にあり、ひろびろとした学校でした。より子さんは字を書く工夫やどう手助けしてほしいかについてお話したそうです。より子さんが好きなのは子どもたちの質問。大人はどうしても質問に気を遣ってしまうので、子どもたちの素朴な質問が逆に嬉しいとおっしゃっていました。質問の中には「失明した時、どのような気持ちになりましたか。」など、より子さん自身考えたことのない質問も出て、色んなことを考えるきっかけとなったそうです。

今日から始まった新コーナー、「でかけてみませんか、情報局」では第2回「国際アシスタンス・ドッグ・パートナーズ会議」in兵庫を紹介しました。10月29日~31日の3日間、芦屋市保健福祉センター内 3階 多目的ホールにて行われます。補助犬パレードや補助犬ユーザーなどとの討論会などありますので聴導犬や盲導犬などに興味がある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?お問い合わせは、(福)日本聴導犬協会関西事務所 Fax専用:0797-35-3225 E-mail:iadpinashiya@hearingdog.or.jpまで。

 WING KOBEの「声のトゥモロー」では、 WING KOBE に実習生として参加している兵庫県立神戸特別支援学校の長本さんと引率の山根先生に来ていただきました。長本さんは WING KOBE の方々のキャラクターやチームワークの良さに感動したそうです。この経験を就職に活かしていきたいとおっしゃっていました。

「より子のあーぢゃ、こーぢゃ。。」では最近ニュースに出てくる、クマが人里に下りてくる事件に関連して六甲山のイノシシを取り上げました。より子さんは、六甲山のイノシシも、かわいいと思った住民がエサをあげるから山から下りてくることも増えて、人が被害を受けていることが多い現状があるので、イノシシがかわいいのは分かるけれども人命が関係してくるのだから簡単にエサを与えるのはやめよう、とおっしゃっていました。

よかれ、と思ってやったことでも、後々どう響くかをよく考えてから何事も行動してほしいと思います。イノシシといっても力はとてつもなく強いので、注意しなければなりませんね。

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上

「人・街・ながた震災資料室」職員竹川さんと藤原さんをお迎えして

10月21日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」では「 人・街・ながた震災資料室 」職員の竹川さんと藤原さんをゲストとしてお迎えしました。

「人・街・ながた震災資料室」は阪神・淡路大震災の後、長田区役所の職員たちが次世代に震災を伝えていくために資料を集めることから始まりました。毎年秋に長田区役所で震災資料展を行うほか、依頼があれば他の街にも出張し、資料展を催しています。修学旅行生や震災を研究されている方などが見学にいらっしゃるそうです。
写真は震災のときに自分の家から見える風景を撮ったものが多く、同じ場所を時間を変えて何枚も撮っている人もいて、災害時にも関わらず冷静に記録を残そうとしているのに感銘を受けたそうです。

また、震災の経験から伝えたいこととして近所の方との交流を深めておくこと、を挙げていました。特に長田区は震災時、近所の人間同士で安否を気遣い下町らしい助け合いだったそう。また、ボランティアの方々が震災後もボランティアのために神戸に来ていたりするのをよく耳にして、神戸が内側からも外側からも大事にされているのが嬉しい、とおっしゃっていました。

将来の夢、希望はこの活動を絶やさないようにして、震災資料室を続けていく次世代の若者を見つける、ということでした。
震災後に生まれた子どもたちが資料室に勉強しに来て未来の災害にどう対応すれば良いか考えていたり、震災後から、その地域にひどい災害が起きても対応できるようにしっかり努力しようとしている他地域の方の話を聞いて、自分たちも災害に対する準備をしっかりしておくようにこちらも活動を続けていきたい、とおっしゃっていました。

「人・街・ながた震災資料室」では11月9日(火)~15日(月)まで毎年恒例の震災資料展が長田区役所7Fの区民ギャラリーにて行われます。時間は9時から17時まで、土曜・日曜も開催しています。様々な人に見に来てもらいたいとおっしゃっていました。市民が震災後どのように生活し、どのように復興していったのかを知るとても良い機会だと思います。ぜひぜひ皆さん足を運んでみてください!!
それ以外の時期でも区民ギャラリーにて常設展示として資料の一部を展示していますが、震災資料室を見たい方は、事前に震災資料室(TEL:078-579-2311平日8時45分~17時15分)までご連絡をお願いします。

また11月14日に震災をテーマにしたイベントが行われます。10時~15時まで、JR新長田駅近くの鉄人広場で行われますので、皆さんで震災について考えてみましょう。

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上

障がい者は新幹線に乗るのも大変…。

10月14日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。最初のトークではチリの落盤事故の被害者33人が救出されたニュースを取り上げました。暗いニュースが氾濫しているなかで、とても希望に満ちたニュースでした。地震など災害は他人事ではないので、この機会に突然の事故や災害にどう対応すれば良いのか考えよう、とより子さんはおっしゃっていました。

「より子のちょっと言わせてもらいます!」ではより子さんが小学校と定時制の高校に講演に行った際の話をしました。小学校に行ったところ教師の対応も悪く、特に子供達に緊張感や覇気がない。「70歳~80歳の人らの方がよっぽど元気やわ。」とより子さん。教師、生徒共にやる気がないので、福祉疑似体験で呼んでいるのにもったいない、とおっしゃっていました。

 WING KOBEの「声のトゥモロー」では、 神戸ユニバーサルツーリズムセンター で観光プランの提案をしている三木伸一さんが放送に初参加し、「新幹線での車イスの対応」について取り上げました。16両ある新幹線の場合、11号車には必ず車イス用の座席が用意されています。家族も座れる多目的室も用意されています。しかし、車イス用の席は3、4席しかなく大勢で乗ることができません。また普通の乗車券のように「みどりの窓口」やインターネットでは買えず、車イス席専用の窓口まで電話をしなければなりません。担当者が不在の場合もあり、予約をとるのが大変なのだそう。この点直さなきゃいけませんよね。新幹線に限らず、もっと車イスの方が乗りやすい乗り物作りをしてほしいと思います。

「より子のあーぢゃ、こーぢゃ。。」では国勢調査を取り上げました。普通の方なら国勢調査の提出について個人情報を見られるのが怖い、と訴える方がいると思いますが、視覚障がいをもっている方からすれば、プライバシーなど無いんですよね。必ず他の人に代筆を頼まなければならないそうです。代筆を頼むと、「私が書いて良いの?」と返事が返ってきたり…非常に難しい、とより子さん。障がいをもっている方でもプライバシーを気にする心配が無くなるようなシステムを作るべきですよね。

普段たやすくできると思っていることが、障がいを抱えている方々からすれば重大な問題になったりします。何事も当然と思わず、障がい者を思いやる気持ちが大事なんだと実感しました。

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上

withくれよんの三原さんとメンバーの方々をお迎えして

10月7日の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」では「withくれよん」職員の三原さんと5人のメンバーをゲストとしてお迎えしました。

withくれよん は就労支援の事業所です。メンバーは一日中事業所内で作業するか、他の企業で働いています。活動日は月曜~金曜、隔週の土曜で9時から16時まで活動されています。利用者は32人、職員8人と多くのメンバーが所属しており、楽しく働けることを目指されています。もともと「くれよん」という保護者が集まって活動するサークルから始まったことから父母会のような温かさに包まれており、職員はまるでメンバーの保護者のように手厚くケアをされているそうです。常に言葉遣いに気を使うようにし、メンバーと仲良くしていると三原さんはおっしゃっていました。

昼休みにはゲームをして楽しんだり、本を読んだり、スタッフがギターを弾いて歌を歌ったり…非常に楽しく活動されているようです。
現在 withくれよん が独自に製作しているのは石鹸や地域のバザーに出品するためのお弁当袋、エコバックです。企業から依頼される作業としては箱を折る作業や箸袋の中に箸を入れる作業をしています。

メンバーの皆さんも作業を楽しんでおられる様子でした。ドッグフードのパッケージ詰めが楽しい、とおっしゃっていた方や、卸売り市場で穴子を店頭に並べる作業が最初は大変だったけれども今ではとても楽しい、とおっしゃった方もいました。
老人ホームで働いているメンバーは老人ホームの利用者に「ありがとう」と言ってもらえた時が一番幸せなのだそう。

事業所としては4年目を迎え、最近ようやくレクリエーションが充実してきたそうです。メンバー全員で日帰り旅行を企画したりしています。10月16日には運動会をするそうですよ。

三原さんの夢は、多くの方が買ってくれるようなwithくれよん独自の商品を作れるようになること。できた際には私も買いに行きたいと思います。皆さんもwithくれよんの活動を応援しましょう!!

FMわぃわぃボランティアスタッフ 村上