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「普通」なことほど、実行するのが難しい

11/17放送の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。
本日はゲストとして、国際協力NGO ガリレオクラブインターナショナル から西澤さんと中島さんにお越しいただきました。

今回は ガリレオクラブインターナショナル の活動、そして東日本大震災の被災地に行って感じたことなどについてお聞きしました。

「海外で活動していると、日本の若者の心の狭さを痛感させられることがある」と西澤さん。海外に行って、例えば障がい者が駅で困っていても声をかけず、見て見ぬふりをして通り過ぎる人が多すぎることに気付いたそうです。

「タイやブータンでは、当然のように困っている人に声をかけ、協力しあいます。実際何度も助けられたことがありました。でもこれは地域性など関係なく、誰にとっても普通なことだと思います。声をかけ、協力しあうというこの「普通」なことが日本の若者はできなかったりする。でも普通なことほど、やるのは難しいんですよね…」とおっしゃっていました。

また東日本大震災の被災地を見て、学生ボランティアの少なさに気付いたそうです。
「片道7000円もあれば、被災地に行くことができます。ボランティアセンターの規模が小さくなってきていますが、被災地は常に人手を必要としています。本当に簡単に、被災地へ行けるのでもっと被災地の姿を見てほしい。被災地を見ないと分からないこともたくさんあります。」と西澤さん。

日本を出て初めて、自国のことを考えさせられる出来事に遭遇する。被災地に行って初めて、震災のことを思い知らされる。
1つの場所に留まっているだけでは、分からないことがたくさんあります。様々な場所やものを見て、考えることが私たちには必要なのだと感じた放送でした。

●東北作業所応援市
今回のゲストであるガリレオクラブインターナショナルさんは、被災した東北の作業所の方をお呼びして、応援市を開催します。
東北の作業所の方、そして神戸の作業所の方との交流会もあるそうなので、参加されてみてはいかがでしょうか。
11/26(土)・27(日)
場所:メリケンパーク広場
12/10(土)・11(日)
場所:三宮センター街の横の通り
時間:共に10:00~17:00

ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ(11/10 O.A.)レポ

11/10放送の「ふれてあれこれ好奇心アイtoアイズ」。

「より子のちょっと言わせてもらいます!」では、震災義捐金について取り上げました。
未だにはっきりとしない、義捐金の使い道。被災地と被災者のことを思い、募金した私たちの善意はどこへ向かうのでしょうか…。

「WING KOBE 声のトゥモロー」では、長田区南駒栄町にある、「源泉湯元あぐろの湯」を取り上げました。
車いすの方などは介助者と共に行かなければなりませんが、中の設備を十分に堪能できたそう。ぜひ皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。