YY JOURNAL長田の視点「芸術は神戸を救うか?」


2018年4月28日14時からはパート2のみ。18時からはパート1とパート2連続して放送します。
3月24日のパート1に引き続き、のゲストは、京都の大学で美術の教鞭を執り、大阪にコマ撮りアニメスタジオを構え、神戸在住の西村有理さんです。CREW宮本さんとの小・中・高校を通した同窓生のご縁でのご出演。
14時からはパート2を放送。18時からはパート1とパート2を連続して放送します。合わせてお聞きください。

YY JOURNAL長田の視点「芸術は神戸を救うか?」パート2

YY JOURNAL長田の視点「芸術は神戸を救うか?」パート1
停滞する神戸の未来への突破口として、「芸術」にフォーカスし、個人レベルでの芸術と神戸の係わりを検証しながら、神戸発展のキーワードとして「芸術」の可能性について議論します。

30年間コマ撮りアニメーションの制作に携わり、嵯峨美術大学で教鞭をとられている西村さんの活動を貫くのは、「芸術を楽しみながら生活を送る秘訣」。これはは、神戸の芸術を産み、育てていく文化的土壌にあるようです。
神戸の停滞が叫ばれて久しくなりますが、長田の「下町芸術祭」開催など、美や芸術に対する神戸のポテンシャルが、このまちの停滞感の解決策に繋がらないか期待を込めてお送りします。
どのようにすれば、「芸術を活かした神戸の発展が望めるのか」そこがキーポイント!
お聴きの皆様と、芸術をきっかけに美しく憧れの神戸の街を取戻す気持ちを共有し、皆様が神戸の輝きを取戻す起点となる方になって頂きたいのです。

これまでYYjournalにおいて、日比さんのシリア情勢のような戦災、本塚先生のインドネシアや熊本での災害復興、安田さんによるJICAの防災教育、丹波豪雨からの復興検証、久冨先生の建築デザインが提案する避難生活、臼井先生による災害復興における歌の力、等々、「災い」に立ち向かう人間活動について焦点を当ててきました。
一方、神戸を振り返ってみると、こんなに一人一人が精一杯、23年前の瓦礫から立ち直ってきているはずが、何とも表現できない停滞感に苛まされて、「歯がゆく」思えているのは私だけでしょうか?
ここに更なる復興、もう復興とは呼ばずに、「新たな未来への起爆剤」として、「神戸の美や芸術、クリエイティブな存在」が鍵となることに、この番組を通して共感が広がることを願っております。
ほかにも、高田先生によるスポーツ愛、増永先生の夫妻愛が難病を克服する姿など、長年の人と人との繋がりが勝得た栄光に心を揺さぶられたところです。
今更ながら、心の底にある青臭いけどドロドロした「愛」や「美」に気づいて、見えてる世界を自分らしく見直すことが、苛まれた心を解放する近道との西村さんの言葉に深く共感するところです。