「長田今昔ものがたり」第50話


第50話 ベルトコンベアと神戸沖埋め立て 2017年6月24日放送

裏山を削り、土で埋め立て、海に新しい土地をつくる、工学博士の原口市長のアイデアでした。昭和39年から平成17年まで41年間、一の谷川に全長14.5kmのベルトコンベアを敷設、海岸まで土を運び、そこから船で土を運搬しました。削った土地は高倉台などのニュータウンへ、海には、六甲アイランド、ポートアイランド2期や神戸空港など、1700haの土地が生み出されました。長田区の約1.5倍の広さになります。「山、海へ行く」というこの構想は、今でも、ベルトコンベアが被災地で役にたっています。陸前高田では神戸の知恵を使い、土地に盛り土を造成するため、コンベアをつなぎ土を運んでいます。


50話 コンベア撤去跡地、一の谷の海岸砂浜に石標がある