イスラム教の断食~ラマダン期間中のインドネシアより~


皆さん、こんにちは。ジョグジャカルタから近藤です。

7月10日からインドネシアでは、ラマダンが始まりました。ラマダンとはイスラム教の暦で第9月のことで、イスラム教徒の義務として、その期間中に断食を行うそうです。この1か月は、日の出から日の入りまで飲食をせず、日没後に食事するという生活スタイルになります。異教徒・旅行者・妊婦・乳児・重度の病気を患っている患者等、一部は断食をする必要を強いられない人たちもいます。お祈りの回数も普段は1日5回ですが、この期間は5回に加えて夜も特別なお祈りの時間があるのだとか。

また、ラマダン中は、就業時間が早まったり、営業時間が短くなる店も多いように思います。仕事は休みにはならないので省エネモードで働いているという感じです。イスラム教徒は生まれながらにラマダンを毎年迎えて過ごしているので、体が慣れているでしょうが、無理しない程度に私も断食に挑戦しています。お昼時になるとさすがにいつもお腹が空くのですが、少しは慣れてきたように思います。

これも一つの貴重な経験だなぁと実感しています。