世界のコミュニティラジオ放送連盟3人の理事へのインタビュー番組ご紹介(3)


FMわぃわぃを訪問された世界コミュニティラジオ放送連盟の理事達とスタッフ

毎月第4木曜日夜9時30分からの放送「てんこもり!世界のコミュニテイラジオ」は、世界の中に何千とあるコミュニティラジオの番組の紹介を行っています。7月からは、6月に龍谷大学にて開催された「世界のコミュニティラジオに平和の声を聞く 地域と世界を結んで」と題した国際シンポジウムのため来日された3人の理事の話をFMわぃわぃのスタッフがインタビューしお送りしました。
第三回目の9月の放送は、世界コミュニティラジオ放送連盟AMARCの女性代表理事であるMavic Cabrera Ballezaさんへのインタビューの後半です。(写真はたかとりコミュニティセンターを訪れた世界コミュニティラジオ放送連盟理事たちとYYスタッフ)


今回も前回に引き続き、国際シンポジウムに来日したAMARC女性代表理事長のマヴィック・カブレラ Mavic Cabrera Ballezaさんへのインタビューをお送りします。マヴィックさんは、戦争で被害を受けた女性や女の子のためのラジオ番組を手掛けています。アフリカの紛争のあった地域では、戦争での被害の80%を子どもや女性が受けています。このような状況で、「ラジオ」は何ができるのでしょうか。ウガンダでは、8歳から12歳くらいの子どもが誘拐されています。女の子は、妻や性奴隷にされHIVにかかっています。マヴィックさんは、性暴力防止に関する国際法を現地の言葉に翻訳するだけでなく、女の子や女性が直面している問題と結び付けてラジオドラマにしています。社会を変えるためには、何かしら始めることが必要だとマヴィックさんは話します。例を挙げると、30年前はセクハラをどう説明したらいいかもわかりませんでした。しかし、現在は多くの国で法律があり被害を受けたら訴えることができます。マヴィックさんが手掛けるこのプロジェクトも、社会を変える確かな力になっていくに違いありません。