今週も月曜日のゲストは、ジャズボーカリスト


月曜日番組ゲストジャズボーカリスト岩尾修(愛称サム)さん

9月7日月曜日の「まちはイキイキきらめきタイム」。メインパーソナリティは吉富志津代、情報コーナーは安西佐有理でお送りしました。ゲストは、ジャズヴォーカリストが続いていますが、今回はダンディな、岩尾修(愛称サム)さん。
お持ち頂いた曲は、ローズマリー・クルーニー(Rosemary Clooney)の
「チーク・トゥ・チーク(Cheek to Cheek)」です。番組の詳しい内容は[:下:]こちらをクリックしてください。


岩尾さんは、前日も、ライブハウス「グレートブルー」に出演されたばかりで、
曲に自然とリズムをとって体が動いておられる姿や、
お話をしていると、「そのとおり」という場面で、親指をぐっと立てて
「サムアップ」されるジェスチャーのタイミングもスマートなご様子まで、
さぞジャズのキャリアが長い方と思いきや….
実は、元々、音楽とは全く異なる業種のビジネスマンでいらしたそうです。
会社の方が習っておられたジャズ教室を覗いて以来7年。
ジャズ漬けなのは、企業での長年のお仕事を退職されて以降だとか。
今では、ライブハウスなどへ夜になって出かけられることが増えて奥様が驚かれ、
ご自身のライブでは、聴きに来られた会社員時代のお知り合いの方々が
岩尾”サム”さんの、仕事場での真面目な(時に厳しかった?)姿との違いにも驚かれるそうですが、
歌う工夫と楽しみの尽きない音楽と、年齢や仕事もさまざまなお友達との交流があり、
イキイキ過ごしておられます。

年齢に関係なく挑戦し、続けられる「仕事」があり、
人生の道筋の違いに関係なく、人と分かち合える「言葉」があるのは、
素晴らしいことだと思えるゲストトークでした。

岩尾さんのライブは、2~3ヶ月に1度ほど。次回は未定だそうですが、
来年3月には、お誕生月のバースデイ・ライブも計画されています。

いつも役立つ、「ユカのグローバル・クッキング」のコーナーは、簡単オムレツの第1回。
オムレツを上手に焼ければ料理のプロ、という、奥深そうなイメージもありますが、
「簡単」というのが嬉しいところです。

井戸端情報コーナーは、秋の花粉症。
転んでもただでは起きない(?)、実体験からのお話です。

放送前日の日曜の朝、久しぶりに近所の高取山を散歩したので
楽しい秋の毎日登山を話題にするつもりだったのですが、思いがけない事態発生。
帰宅後から一日中、アレルギー性鼻炎のようなクシャミ、鼻水に悩まされてしまいました。

何が原因か?
調べてみたところ、どうやらこの時期、
アレルギーを引き起こしやすい要因が、いろいろあるようです。

まずは山道までの道。よく晴れて、夏よりも草いきれがしていました。
秋の花粉症の原因植物は、スギやヒノキと違って、
町中などにもよく生えている雑草類。
例えば、ヨモギ (開花時期9~11月)やブタクサ (8~10月)です。

そして家の中。
私の部屋も、普段触らない棚を掃除したばかりで、埃っぽかったかもしれません。
秋のハウスダストには、
よく知られているダニの他、この時期に多く発生する虫、
特にガやユスリカの死骸なども紛れこみ、アレルギーの原因になりがちだそうです。

一番意外だったのは、花粉のアレルギーと結びついた「口腔アレルギー症候群」が、
1990年代あたりから報告され、近年日本でも増えてきているという事実です。
例えばブタクサにアレルギーのある人が、生の新鮮なメロンやキュウリなどのウリ類を摂ると、
口・のど・唇のかゆみや腫れ、鼻炎のような状態など、アレルギー症状が出ることがあるらしいのです。
(それを知ってから振り返ってみれば、私は帰宅後のおやつがわりに、キュウリをスティックサラダにして食べた直後、そうなっていました!)
ある花粉と、ある果物・野菜の組み合わせの間で、
よく似たアレルギー原因物質が含まれるためと考えられているそうで、
花粉症の自覚がなくても発症することがあります。
昨日までちょっとしか反応しないのに、
今日になって急にショックを起こすこともありえるので、要注意だとか。
これらのアレルギーは、春先のスギ花粉アレルギーなどと違って
まだそれほど広く知られたり問題視されていない様子で、
素人目には、夏風邪とも間違われやすいようです。

放送中、吉富とは、最近になって色々アレルギーが増えているのはなぜか、
やはり人間の免疫力に、現代生活の影響があるのかとも話をしていましたが、
確かに、まずは何といっても、普段からの健康的な睡眠や、
添加物などをできるだけ減らす食事、適度な運動など、
ごく基本的な心がけで自分の免疫力を適切にすることが大切でしょうし、
「こんな病気があるらしい、怖いね」といたずらに心配しすぎるのは、
却ってストレスになって、良くないと思えます。

でも、知らないまま、発症しなくてもよい困ったアレルギー症状を引き起こさないで済むよう、
最近増えているらしい原因や症状のことが頭の片隅にあれば、どこかで便利かもしれませんし、
気になることがあれば、大したことがないと素人判断せずに、
医療機関に行き、アレルギーの原因を検査してもらうなり、
風邪やインフルエンザではないか、診断してもらうことも、
最終的に自分で正しい選択をするためには、大事かもしれません。

私自身についていえば、たとえアレルギーとは関係なくても、
晴れた日の外出時に、近所にどんな植物が生えているのか観察してみたり、
室内も、秋への衣替えには早いですが、これをよい機会に掃除してすっきりしたり、
お腹がすいた勢いで冷えた生野菜をバリバリ食べず、一呼吸置いてよく味わってみたりすれば、
さらに充実した気持ちよい一日を過ごせる気がします。

今日聴いて頂いた3曲は、
どこかで「No.1ヒット」になった曲のカバーと、オリジナルです。

1.Trombo Combo / The Sign
(同じスウェーデン出身のAce of Baseのヒットを、ラウンジ系ボサノバ調で。)

2.Peter Murphy / Cuts You Up
(これも1990年代のロックチャートの隠れたヒット。でも、幻想的・哲学的な詞なんです。)

3.張露(チャン・ルゥ)/私の青空 My Blue Heaven
(中国語版の歌詞は、楽しい家庭の団欒ではなく、幻想的な恋の風景なのですね。)

《安西佐有理》