月曜日の「まちイキ」ようやくこのコンビもおなじみになりました。


さるすべり8月24日の月曜日「あmちはイキイキきらめきタイム」のこのコンビもみなさまになじんできたでしょうか?メイン・パーソナリティは吉富でお届けします。情報コーナー担当は、安西です。

ジャズ・ヴォーカリストが続くゲスト。今日は、井上ナナさんです。
ネイル・アートが爽やかな指先までキラキラ、イキイキされているお姿からは想像もできませんが、ご結婚、お子様誕生を経て、ある時期「すっかりおばさんになってしまった」と仰る井上さん。最期まで女性として輝いていたいと一念発起し、美しくなる方法を研究されてきたそうです。良い音楽は耳ならぬ「脳をくすぐる」から、若返り効果もあるのだとか。
お仕事やライブ活動と並行して、お勧めの化粧品や美容法を普及したいと、お友だちのグループと新事業も企画中と伺い、興味津々です。
お持ち頂いた曲は、Diana Krarll「アイヴ・ゴット・ユー・アンダー・マイ・スキン(I’ve Got You Under MySkin) 」でした。井上さん曰く「意味深なタイトル」で、「このスローなスピードで歌いきるのはすごい」。*今回も残念ながら、スタジオ写真を撮れませんでした。 たかとりのスタジオ前に咲く、夏の終わりの百日紅(サルスベリ)です。この後は[:下:]クリック。


お料理コーナー「ユカのグローバル・クッキング」は、「おしゃれなソース」の2回目。

井戸端情報コーナーの話題は、ハンガリー映画『人生に乾杯!(原題 Konyec[=終わり])』。先週末に、安西が観てきました。
日本と国交樹立140周年、ヨーロッパでありながら姓・名の順番が日本人と同じと、意外に親しめる印象のハンガリー。吉富が最近訪れた時は、自然と伝統にあふれた美しい国だったそうですが、ハンガリー動乱(革命)、社会主義の崩壊といった激しい歴史の波をくぐっている地でもあります。特に高齢者の生活は厳しく、或る生命保険・金融グループのアンケートでは、退職後の生活悲観度が日本に次いで世界27カ国中第2位だそうです。
映画は、そんな現実を踏まえて、年金暮らしでアパートの家賃滞納の末、電気まで止められた81歳と70歳の夫婦が立ち上がり、『俺たちに明日はない』のボニー&クライドのごとく、銀行強盗の道行きに出るのです。老夫婦の歴史には、国の歴史と重なる大恋愛も友情も悲劇もあったのですが、すべてが語られすぎず、説明されすぎずに表現されるのも、監督や脚本家、俳優陣の職人芸。社会批判の眼差しを肩の凝らないユーモアにくるみつつ、カーチェイスやラブコメディの要素も盛り込んだ娯楽作品になっています。人間の愛情や尊厳、年を重ねてこその強さや美しさに、ほろりとさせられました。
8月28日(金)まで、シネリーブル神戸にて上映中です。

音楽は、巨匠セルジオ・メンデスが若い世代のブラックアイドピーズと組み、65歳にしてラップを取り入れて再アレンジした「マシュケナダ」。
東欧映画、そしてお金の連想から、映画『アンダーグラウンド』より、これも今では60代で現役の「パンクのゴッド・ファーザー」イギー・ポップが歌う「ゲット・ザ・マネー」。
そして季節とゲストに因んで、ベニー・チョンのウクレレによるジャズ・スタンダード「サマータイム」を選んでみました。《安西佐有理》