12月18日にライブイベント「多文化社会の放送制度を語ろう」


●ライブパフォーマンス & トークセッション●
外国人住民はコミュニティ放送の運営に参画できない!?
  ♪多文化社会の放送制度を語ろう♪
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2011/12/2808


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* 日 時:2011年12月18日(日) 14:00〜17:00
* 場 所:NPO法人淀川文化創造館 シアターセブン
      http://www.theater-seven.com/access.html
* 参 加:500円(事前申し込み要)
* 主 催:財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
    大阪大学グローバルコラボレーションセンター
    NPO法人エフエムわいわい
※当日の会場の模様はUSTREAMでライブ配信する予定です。
 http://www.ustream.tv/channel/fmyy

■お申し込み.お問い合わせ■
ヒューライツ大阪(担当/藤本)
e-mail: webmail@hurights.or.jp
電話:06-6577-3578 fax:06-6577-3583

外国人が多く暮らす街・神戸で1996年から放送を続けている多文化・多言語コミュニティ放送局「FMわぃわぃ」。今年初に株式会社からNPO法人となったFMわぃわぃは 8人の理事のうち1人が非常勤の外国籍理事という役員構成でした。そして放送免許をNPO法人に移す申請を総務省にしたところ、 1950年に制定された電波法の解釈によって外国籍の理事はたとえ1人でも認められないという見解が示されました。

地域住民である外国人がコミュニティづくりに参画しその声がまちづくりに反映されることは、外国人のみならず誰もが暮らしやすい社会づくりにつながります。それなのに、コミュニティのための放送局運営に参画を許さない現行の電波法は時代遅れの法律ではないでしょうか。多文化社会におけるコミュニティ放送のあり方を市民で考えるライブ&トークセッションを開催します。

<登壇者>
・趙博さん
「浪速の歌う巨人・パギやん」の異名をとるマルチ芸人。20年に及ぶ教師生活のあと、2005年プロに転身。音楽ライブだけでなく、落語、漫談、浪曲、パンソリなど諸芸の要素を融合させた「歌うキネマ&声体文藝館」シリーズを各地で演じている。2011年、書き下ろしの戯曲『百年、風の仲間たち』(演出:金守珍)をソウルで一ヶ月公演、劇作家デビューを果たす。

・鈴木秀美さん(大阪大学大学院高等司法研究科教授/憲法)
慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。法学博士。北陸大学、広島大学、日本大学を経て、2004年から現職。憲法・メディア法専攻。大阪府情報公開審査会会長。主な著書は、『放送の自由』(2000年)、『放送法を読みとく』(2009年)、『インターネットと法』(2010年)、『よくわかるメディア法』(2011年)、『表現の自由 I, II』(2011年)。

・小山帥人さん(ジャーナリスト)
NHKで航空騒音を描いた「現代の映像・空からの衝撃」などのドキュメンタリーを取材。その後、フリージャーナリストとして、フランスの自由ラジオなどを取
材。自由ジャーナリストクラブ世話人。

・鈴木江理子さん(国士舘大学准教授/移民政策)
一橋大学大学院社会学研究科修了。博士(社会学)。移民政策学会常任理事、認定NPO法人多文化共生センター理事などを兼任。移民政策や人口政策、国際労働力移動、地域社会の多文化化などについて研究するかたわら、外国人支援の現場でも活動。主な著書は、『人口減少時代の地域政策』(2011年)、『日本で働く非正規滞在者—彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?』(2009年)、『「多文化パワー」社会—多文化共生を超えて』(2007年)など。

経緯説明:
日比野純一、李玉順(FMわぃわぃ)

全体コーディネート:
吉富志津代(大阪大学グローバルコラボレーションセンター/NPO法人多言語センターFACIL)