2019年11月 YYJournal~長田の視点 YYニュースレター連携企画「表現の不自由」


2019年FMYYニュースレター連携企画「表現の不自由」11月は「メディアに対する違和感」
司会進行はFMYY金千秋、担当は宮川清・信子。


◆現在の日韓関係の冷え込みの発端
日韓請求権 個人補償をどう考えるか
2018年 韓国大法院は新日鉄住金が元徴用工に、損害賠償金の支払いを命じる。新日鉄住金は支払いに応じようとした。しかし日本政府は支払わないよう圧力をかける。
**ドイツは戦争中の強制動員の賠償として、7300億円を「個人」に支払。
1963年 原爆被害者のアメリカに対する個人の被害者救済の請求権を認めた。
1966年 国際人権規約が制定 個人の請求権が国際的に認められる。日本も遅れたが、1979年に批准は、している。
1991年 外務省の国会答弁:個人の請求権は消滅しない
2000年 鹿島建設と中国人元労働者との間で、(花岡事件)和解成立
2009年 西松建設は中国人元労働者に和解金支払い

◆上記の様々なニュース報道に関してのメディアの忖度
メディアとは、本来、権力への監視役でもある。
今のメディアは、記者クラブの制度で政府の広報機関に成り下がっている。
愛国的ジャーナリストが政府発表をそのまま記事にする。
反愛国的な話題を取材するジャーナリストはSNSで叩かれる。
スポンサーの顔色を伺いながらの報道                      伝えるべきものを伝えない。                          伝えるべき時に、芸能スキャンダルなどを大きく取り上げ、伝え方をはぐらかす。  ジャーナリスト魂はどこに消えたのか?

◆国際基準からの遅れ
国連人権理事会から、40もの指摘を受けながら、日本政府は聞き流し。
**国連の人権専門家、報道の独立性に対する重大な脅威を警告** 
ヘイトスピーチ対策
従軍慰安婦問題
外国人技能実習生
女性の地位(世界経済フォーラム(WEF)の2018年版「ジェンダー・ギャップ(男女格差)・レポート」で、日本は149カ国中110位だった。G7諸国で断トツ最下位は変わらない。)
食の安全・・・ヨーロッパでどんどんしよう禁止になっている農薬が、アメリカの圧力で逆に基準を緩め日本へ流入。モンサントの不自然な食べ物

◆歴史に対する考察の欠如
天皇も含めた戦争責任を、問わないまま。
中国侵略、台湾・朝鮮半島植民地化の是非はスルーしたまま。
東北大震災時の原発事故の責任追及はスルー。東電刑事裁判無罪判決
東西冷戦後の世界平和への考察全くなし。
アメリカの言いなり:南西諸島の軍事基地化。