2020年11月21日「コロナ禍の生活を記録する。学生たちのフィールドノート」山中ゼミ3回生メディア工房1その4前半



◆前半
制作者:日下まりあ(関西学院大学総合政策学部メディア情報学科3年)
協力者:他同学部3年4名
タイトル:「コロナと大学生~オンラインをポジティブに捉える学生達の視点~」

大学がオンライン授業になったことから緊急事態宣言中は山口県下関市の実家で過ごし、宣言終了後に三田に戻ってアルバイトとオンライン授業の課題をこなす日々を送っていた。大学に行けず、オンライン授業の精神的・時間的負担を抱えつつの自粛生活だった。
在宅学習を強いられた大学生達が、コロナ禍をどう過ごし、オンラインが当たり前になっていく学生生活に対してどのような想いを抱いていたのかを、春学期真っただ中の6月に座談会形式(オンライン実施)で聴取した。その後の春学期終了、夏休み、秋学期の履修登録も踏まえ、制作者自身が、コロナが大学生活に与えた影響について振り返ることで、視聴者には、コロナ禍の学生の率直な声を知ってもらいたい。
制作技術に関してまだ未就学な状態であったので、特段工夫はできなかった。しかしコロナ禍に利用が急拡大したZOOMを用い、撮影機材を使わずにノートパソコン一台で番組完成までを行ったので、自粛傾向にある中でも自宅で自分の出来る範囲での制作に取り組めた。

今回のコロナ禍の生活をテーマにした番組制作課題は、学生の立場でコロナについて向き合い、コロナから得た新たな視点や適応力について自身の考えをも深堀りできる良い機会だった。また、番組(という一つの特集媒体)に自らの考えや、周囲の声を反映させて仕上げていくプロセスも、タイムリーに社会を実感する上でひとつの有効な方法だと知ることが出来た。今回は自分側の状況をまとめるという意味で、視聴者側への工夫があまりできなかったので、今後、視聴者参加ができるような番組作りを経験してみたいと思う。