2020年12月12日「コロナ禍の生活を記録する。学生たちのフィールドノート」山中ゼミ3回生メディア工房1 その7 後半



◆後半
この作品にはナレーション、BGMなどの音声はありません。そのためmp3やPODCAST素材もありません。

制作者:関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 中越陽香
タイトル:ダスティブルー

大学はコロナ禍でオンライン授業となり、飲食店や小売りのアルバイト先は約1か月の営業自粛となった。
また新しい生活様式と称されるマスクの着用必須などで誰かと接する時の距離感や表情を見極めることが難しい、気軽に会えないなどコロナ禍では恋愛に対しても変化が起きている。
コロナ禍で時間を持て余し変化のない日々を送る女子大生が、大学の先輩と曖昧でもどかしい関係性になり、こんなことを続けていても幸せになれないと思いつつ自堕落で生産性のない恋愛未満の付き合いをする様子を、コロナ禍ならではの時間経過とともに描いていく。

自分の体験談ではなく、また映画のように役者に演技をつけることができなかったため、小説を読むような構成にした。
背景をシーンごとに変えながら、文字を1文ずつアニメーションのように増やしていく技法を取った。
芝居のようにセリフとセリフの間を作ることは難しいため、1カットの表示する秒数をわずかに変えることでリズムを生んだ。
一人で制作することはやはり様々な面で簡単ではないということを改めて感じた。
これまでチームで映像制作をしていた頃は、構成を練る段階でもチームでミーティングを重ねることで新たな切り口やアイデアが生まれることが多く、またそれぞれの担当による編集技術や整音、CG技術などで作品の演出を叶えていたが、自分一人で行うとなると何もかもが難しく、チームのメンバーの存在のありがたさを改めて感じた。