2020年6月FMYYコミュニティAD「長田区長から~コロナ災害禍にある長田区民のみなさんへ」


FMわぃわぃ 区長メッセージ

皆さん、こんにちは。長田区長の増田匡です。
このFMわいわいは、阪神・淡路大震災の後(あと)、市民と行政が手を取り合って復旧・復興を成し遂げていこうという思いからスタートしたコミュニティラジオです。
この度の新型コロナウィルス感染症の拡大は、阪神・淡路大震災に匹敵する大きな災害であると考えています。この災害を皆で乗り越えていきたいという思いから、このFMわいわいの場でメッセージをお送りすることとしました。


兵庫県では5月21日に緊急事態宣言が解除されました。まずは、皆様方に、これまで外出の自粛など感染拡大防止のためにご協力いただきましたことにお礼を申し上げます。
また、感染のリスクの中で、治療に取り組んでこられた医療関係者の皆様や、我々の日常生活に必要な様々なお仕事に従事されてきた皆様にも、厚くお礼を申し上げます。

解除されたとは言え、一旦は収まっても繰り返し再発する可能性が高く、ワクチンや効果的な薬が開発され、本当に安心できるようになるのは数年先になるとも言われています。
それまでの間は、気を緩めることなく感染防止に注意し、手洗いや三つの密を避けるといったことが引き続き必要となってきます。不便を感じることが多いかも知れませんが、物事に終わりは必ずあります。引き続きのご協力をお願いします。

長田区の良い面は、人と人の距離が近く、親しみやすいこと、そしてみんなが地域で支え合って生活をしていることだと思います。
新型コロナの感染を巡っては、人と人の分断が問題となっていますが、体の距離は必要でも、心の距離は必要ではありません。
今後、コミュニケーションの取り方は変わっていく可能性がありますが、コロナと共に生きる社会においても、心の距離を遠ざけない工夫をしながら、皆様と一緒に長田区の良さを保ち続けていきたいと考えています。

現在、神戸市役所ではコロナでお困りの方への様々な支援方策を実施しています。
十分ではないかも知れませんが、是非色々な制度をご活用下さい。
そして、困ったことは、身近な存在である長田区役所にご相談下さい。ただ、区役所が三つの密の状態になってはいけません。まずはお電話でご相談いただくか、窓口の混雑状況はホームページでも分かりますので、空(す)いている時間帯を選んでご来庁いただければと思います。

本当の意味で安心できる日が来るまで、長田区長として区役所の職員と共に、そして、長田区民の一人として皆様と共に、精一杯この長田区を守っていきたいと思います。
前を向いて一緒に頑張っていきましょう。ありがとうございました。