リーフグリーン かわら版

○ のんびり しほ空間 ○

リーフグリーンのスタッフ、わたし、蔵元は生まれつき重度といわれる病気があります。電動車イスに乗って過ごしている私から見た、日常の何気ない出来事や思いなどを文字にして¨わたし¨を表現していきたいです。何分まだまだ未熟で拙い文章ですが、くつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです。
私が、リーフグリーンで正式に働くようになって1年3ケ月が過ぎようとしています。一年が過ぎた今、残しておきたい気持ちを書きます。「障害者の就労」については、私が高校生の頃からの悩みの1つです。最近では、不自由な人でも働きやすい環境になってきたとか、障害者の雇用率が上がったと耳にします。確かに、昔に比べていろんな立場の人が社会参加しやすい世の中になってきているのかもしれませんね。
私のように、いわゆる重度障害者といわれる障害者は、周りの人の理解がなくては働くことは困難なことだと考えます。ありがたいことに、私は今たくさんの人に支えられています。家族、ヘルパーさん、TCCの皆様、そして何より、リーフグリーンを紹介して下さった方、一緒に働いているリーフグリーンの皆様。
私がリーフグリーンでお仕事をしたいと望んだ時、きっと戸惑った方や悩まれた方が多いと思います。能力的に欠けているところも多く、職安の障害者合同面接会でも何度も落ちてきた私自身、雇用してほしいと話したことが本当によかったのかな?と何度も思いました。仕事の内容だったり、介助の面だったり、お給料の事だったり…たぶん、皆さんがそれぞれに頭と心を悩ませたのではないかと想像します。
障害者の就労について行政の助成もありますが、もっと本気になって考えていただく必要があると思います。障害者の立場から考えること、同じ職場で働く健常者の立場から考えること、いろんな立場から見た“本当に必要な助成”を作っていっていただきたいです。