リーフグリーン かわら版

神戸市に対する提言書への評価 通信86号

蝉の声が一際大きくなってきました。時ならぬ超大型台風の襲来により、思わぬ大きな被害が日本列島各地にもたらされました。阪神淡路大震災の折、神戸に向けて大量の材木の支援をして下さったことがご縁で交流の続いている南木曾の町も、今回大きな被害を受けられました。ご恩返しの時を頂いて、たかとり救援基地では早速募金活動を始めております。被害を受けられた皆様が一日も早く立ち直られますようお祈り申し上げます。さて、神戸市に対する提言書のその後ですが、6月22日(日)に東灘のクラッセホールにて80名の参加者を得て報告会を開催し、神戸学院大学の藤井博志教授より「市民でつくる地域ケア~市民からの提案~」と題してご講演をいただきました。お話を伺って、地域の中で助け合って生きていくためのネットワークづくり、住民の自発的な活動参加を促すために「居場所」が必要であることなど、これまで私たちが歩んできた道のりは間違っていなかったと強い確信を持ちました。また、提言書に対する高い評価もいただきました。
神戸市からの具体的なアプローチはまだありませんが、ひょうごん福祉ネットと協力して歩んでいきたいという姿勢は感じられます。どのようなモデル事業が提案されるのか心待ちにしています。
理事長 吉本 加津子