リーフグリーン かわら版

新しい年が始まりました 通信107号

平成最期の年がスタートしました。5月には新しい年号の年が始まります。期を同じくして当団体も組織を刷新し、理事長の交代を行うことになりました。未曽有の被害をもたらした阪神淡路大震災から5年が経った平成12年4月30日に、震災を体験した主婦4人が集まって小さな団体を立ち上げました。たかとり教会救援基地で高齢者・障がい者の支援活動をされていた「まちの保健室」を、恒久的な活動へと引き継いで行くという目的がありました。自らの被災体験から、こんなことで困っているから助けて欲しいと思っている人と、こんなことならお手伝いできるよと思っている人がうまく出会い、お互いを生かし合っていけるシステムを創る必要性を感じていました。
「青くんと黄色ちゃん」の絵本の内容から、「青」と「黄色」が出会ってお互いを大切にして交わると「緑」が生まれるという意味を込めて、この会を「リーフグリーン」と名付けました。最初は、必要なら続いて行くだろうし続かなければ止めればいいと気楽にスタートしましたが、共感してくれる仲間が次々増えて5年後にはNPO法人格を取得しました。現在では、スタッフからボランティアさんまで含めると50名近くの方たちが活動して下さり、会員数も200名を超える団体となっております。
 設立から19年が経ち、私たち創始者は歳を取って体力も気力も衰え、いよいよ世代交代の時を迎えました。幸い、若い仲間たちが当初の想いを受け継いで頑張ってくれているので、安心して次代に託すことが出来ます。これからもお互いを大切に生かし合い、きれいな緑色を創ってまいりますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。理事長 吉本加津子