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東日本大震災ボランティアに参加して 

東日本大震災ボランティアに参加して    

 私は、10月14日より4日間、東日本大震災ボランティアに参加した。 目的地は岩手県遠野市の社会福祉協議会 ”まごごろネット”です。 ここは、東日本大震災の後方基地で、阪神大震災時の鷹取教会と同じ役割です。 救援物資の集積と、ボランティアの拠点となっています。
当日は、約200名のボランティアが全国から集まっていました。 この中には、外国人や僧侶の方もいました。 私達は津波の被害の大きかった陸前高田市大槌町に瓦礫の撤去に行きました。 町は防波堤に守られた住宅地で、すぐ近くに裏山があります。現場に立つと住宅が波にさらわれ、基礎のコンクリートの部分のみが一面にひろがり、柱の一本もありません。
息をのむ光景でした。これは、津波が堤防を越えるときに力が増幅され、破壊力が増すためだそうです。 大槌町では住民の約1割の1500名の方が犠牲となり、大きな船が山裾まで上陸していました。 今回、住民の方々は避難されていてお会いすることが出来なかったが、被災地は、7万1000人(11月23日現在)以上の方が避難しています。 不自由な生活を強いられ、寒い長い冬を迎えます。
 私達は電気も水も衣類も食料も自由に使え、温かい布団に寝る事が出来ます。その分、感謝して被災地を支援しなければと思いました。
 私は、今朝も勤務先の事務所が入っている教会の周りを掃除しました。遠くて簡単に行けない被災地の掃除のつもりでやっています。相変わらず犬の糞、空き缶、たばこの吸い殻等多くのゴミが落ちています。平和な日常の中で簡単にゴミを捨てる人がいる一方、被災地では家も車もすべてが流され惨状は目を覆うばかりです。一日も早く平和で美しい町の復興を願わずにいられませんでした。