リーフグリーン かわら版

設立20年目の節目のスタートです 通信108号

平成12年に地域住民が互いに助け合う活動団体を設立して代表に就任し、3年目に障害者支援の県の指定事業を開始、5年後の17年にはNPO法人格を取得して介護保険制度事業に参入しました。その後県内の福祉系団体の仲間たちと「ひょうごん福祉ネット」を立ち上げ、情報交換や協働事業を実施しながら、10年間副代表も務めました。その中で課題が見つかる度に、福祉有償運送や子育て支援、ミニディサービス、便利屋サービス、ゴミ出しサポートなど、新しいサービスを次々と創っては提供してきました。現在も続いているサービスもあれば、終了してしまったサービスもあります。困って居られる方々にとってどうしても必要なら、無理をしてでもサービスを提供しますが、他に手立てが出来て、私たちが頑張らなくてもいいと判断した時にはさっさと撤退していきます。
今私たちが直面している大きな課題は、ヘルパーの高齢化問題です。意欲的に活動を続けてきたヘルパーさんたちが次々と高齢になってリタイアするようになり、私たちにいざ介護が必要となった時に担い手となる若い人材が極端に不足しています。そこで、子育て中のヘルパーさんが安心して働けるように事業所内託児を充実させ、若い世代のヘルパーさんを育てようと取り組んでいます。
4月に入り新年号が「令和」と発表されました。時を同じくして「リーフグリーン」も若手新理事長の指揮の元、「令和」の時代へと漕ぎ出して行きます。会員の皆様初め多くの関係者の皆様に支えられて、押し寄せる大波も無事に乗り越えていけますように。
理事長 吉本加津子