リーフグリーン かわら版

贅沢な時間を過ごしました(通信68号)

 

暑中お見舞い申し上げます

 早朝目覚めて直ぐに、スイレン鉢を覗(のぞ)きに行きました。毎朝メダカに餌(えさ)をやるのが日課になっているのですが、昨日水面から頭を出していたハスのつぼみが、いまにも開花しそうに白く膨(ふく)らんでいました。いったいどうやって開くのだろう…と目が離せられなくなり、じっと眺めていました。つぼみのてっぺんに赤く点のような穴が開き、その穴がゆっくりゆっくり広がるにつれてピンクの花びらの先が形を現し、内側に黄色いめしべのようなものがいっぱい見えてきました。陽が昇るにつれて、花の外側には緑の幅広のガクが4枚、薄緑の細長いガクが4枚、花びらと共に開いていきます。結局咲き終わるまで2時間ほど、携帯のカメラで写しながら飽(あ)きもせず眺めていました。ハスの花が開くときにはポンと音がするとか聞いた事が有りましたが、そんなことは全くありませんでした。静かに、実にゆっくりと開ききった花は、うすいピンクの花びらに囲まれて金色に輝き、尊厳さえ感じさせる開花の様子でした。いつもバタバタ時間に追われていて、こんなにゆっくりと自然の営みに付き合えたのは最高の贅沢でした。ふと、子供の頃学校からの帰り道に道草をして、レンゲ畑に寝転んで雲の移りゆく姿を眺めていた事を思い出してしまいました。
さて、仕事の話に戻りましょう。4月から6月まででゴミ出しサポートのモデル事業が終了し、1回300円の有償のサービスとしてスタートしています。利用に関してあんしんすこやかセンターからの問い合わせが多いのですが、料金が高いという反応が返って来ています。ゴミ出しに困っておられる方は多いので、何とか1回200円ぐらいに下げられないものか検討してみたいと思っています。それと同時に、なかなかサポーターが見つからずにサービスが提供出来ていない地域が有るので、なんとかサポーターを見つける努力を続けたいと考えています。
今年は7月初めから猛暑に突入しています。熱中症にはくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。
         理事長  吉本 加津子