たかとり教会・TCC再生再会5周年記念イベントが開催されました!

2012年5月27日(日)、初夏の好天に恵まれ、「たかとり教会・TCC再生再会5周年記念イベント」がカトリックたかとり教会にて開催されました。

阪神・淡路大震災時、教会内にできた救援基地に集まった人々の活動が発展して、現在10団体が拠点を置く市民活動センターTCC(たかとりコミュニティセンター)となりました。多言語センターFACILもこのTCCを構成する団体の一つです。ここはカトリック教会、NPO・NGOそして地域が一つの場所に混在する珍しい場所なのです。

1995年の震災で教会のほとんどが焼けおち、ボランティアは自分たちの手で建てたプレハブで救援・復興活動に携わりました。その後ペーパードームの建設、新長田への移転などを経て今の教会の建物が2007年に新設され、鷹取へ帰還してから5年。その間にも新たな人々の参加と新たな取り組みの誕生がありました。

この節目に昔と今関わった人たちが出会い、同じ場所に集う各団体のスタッフ同士が出会い、教会に来る人と地域の人が出会って何かが起こる…。そんな目的で開催された今回のイベントで、またたくさんの新たな気づきが生まれました。

当日はステージ、各団体の紹介ブース、各国料理の屋台やバー、子どもたちのあそびコーナーが設けられ、子どもからお年寄りまで200人あまりの人がともに楽しみました。

FACILのブースではパネル展示、医療通訳のパンフレット販売やDVD配布などを行いました。医療通訳についての啓発をメインテーマに据えましたが、DVDやチラシに興味を示して持ち帰る人が多くありました。医療通訳はまだまだ社会的に存在が知られておらず、知らせる機会をできるだけ作っていくことが大切だと改めて思いました。