自分たちで何を 作り出せるか。 それがわかれば震災の時にも 持ちこたえられる。

8月地域防災コミュニティ~ひよどり台~

ひよどり台防災福祉コミュニティ委員長林喜久治さん、同アドバイザー森谷繁徳さん、ジュニアチームひよどり台中学2年生岡村明佳さん、3年生福井悠祐くん、聞き手は西條遊児さん。

彼らはひよどり台団地で防災活動を行っている。中学生の岡村さんや福井さんは震災の体験がないが、先輩から学びながら防災ジュニアチームで活動している。月に1回活動を行い、地震体験談を聞いたり、煙体験などを行う。

毎年1月17日付近には震災の日を記念して防災訓練を行っている。消火栓から放水の訓練やけが人の救助訓練。煙が家から出ているのを想定しての訓練では、「消防車も街中を走り、リアルだった」と岡村さんは話す。
学校と地域とPTAと行政で協力して立ち上げた防災ジュニアチーム。最初はお年寄りが5人くらいしか来られなかった訓練にも、ジュニアチームが呼びかけると100人ほどに増えた。「若い力が必要だと実感した」と林さん。

アドバイザーの森谷さんは消化や救助訓練をはじめ、子どもたちに自分で判断できる力を教える。耐震の体験をさせるために東屋をつくった。学校や家では体験できないようなことを学べる。「自分たちで何を作り出せるか、それが分かれば震災のときにも持ちこたえられる」それがアドバイザーの仕事だと森谷さんは語る。今は物が豊富で余っている時代だが、震災が起きたら自分たちが作り出していかなければならない。

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夏祭りでは岡村さんや福井くんは受付などを手伝う。防災活動だけでなく、地域のイベントにも参加する。ジュニアチームは160人。学校やPTAとの協力も大切だ。ジュニアチームに入ってみて「予想以上に楽しかった」と語る岡村さん。福井くんは知らない地域の人とも挨拶を欠かさない。

防災意識を持って生活することが大事だ。OBには消防署で働く人もいる。
ひよどり台地区は高齢化のモデル地区に指定されている。少子化の中でも次世代につないでいくのは防災ジュニアチームだ。大人の知恵をこどもに預けて、子どもの柔軟な考えで新たなアイデアを生み出して欲しいと願う。