リーフグリーン かわら版

○ のんびり しほ空間 ○

リーフグリーンのスタッフ、わたし、蔵元は生まれつき重度といわれる病気があります。電動車イスに乗って過ごしている私から見た、日常の何気ない出来事や思いなどを文字にして¨わたし¨を表現していきたいです。何分まだまだ未熟で拙い文章ですが、くつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです。

私はバスと電車に乗り、リーフグリーンに来ています。学生の時にはバスや電車に乗る機会がほとんどありませんでした。今から約8年前の高校卒業を機に公共交通機関を利用する回数がぐんと増えました。初めの頃は、私が慣れていないことと、いろんな考えの方がいらっしゃるので、正直、嫌な思いをすることも多かったです。しかし、それしか移動手段がなかったので、雨の日も、風の日も、夏の暑い日も…毎日利用していました。すると、いつかの頃からか嬉しいことも起こるようにもなってきました。あるバスの運転手さんは、「お姉ちゃん、最近見なかったけど元気しとったん?」と声をかけてくれたり、ある駅員さんは、さりげなくエレベーターのボタンを押していてくれたり、「今日も暑いね~」「昨日夜勤でね・・・」などと話をしてくれます。最近では、そうやって話しかけてくれる方も増えてきました。長い時間をかけて少しずつしか変わっていかないけど、1人でも2人でも何気ない優しさや、温かさを感じ取れるようなことがあると、がんばってきてよかったなと思います。社会参加って、あたりまえの様に日常の中でかわす人と人との関わりも大切なんだと感じています。