リーフグリーン かわら版

理事長あいさつ

捨てる神あれば拾う神あり 通信113

新しい生活様式を取り入れての日常生活、皆様いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言が解除され外出自粛が緩和し、ほっとしたのも束の間で再び感染拡大の傾向にあります。わたしたちリーフグリーンも引き続き感染予防をしっかりと心がけ活動を行って参ります。長らくお休みしていました「ゆいカフェ」も再開しておりますが安心して皆様に集って頂ける様に感染対策をしっかりと行っていきます。ご不便をおかけし申し訳ございませんがよろしくお願い致します。さて新しい生活様式の中で「リモート」という言葉をよく耳にします。離れた、遠隔の、隔たりをなど意味する言葉です。リモートワーク、リモート学習、リモート飲み会、リモートライブなどなど・・・。その中で先月、画面越しのライブ=リモートライブを体験しました。相次いでイベント・ライブが中止や延期の中での今回のライブ配信は思いもよらない事で実際のライブ会場にいる感覚に陥る瞬間もありゾクゾクしました。その上いつもならライブには一緒に行かない家族と共に視聴できた事も一層楽しみが増したのではと思っています。先が見えず長丁場になりそうな状況の中で今だからこそ出来ること、楽しめることをもっともっと見つけて乗り切っていきたいと思います。皆様もせっかくなのでこの期間にしかできない事に時間を費やしてみてはいかがでしょうか。何か良い発見があればいいですね。理事長 麻田

今年の桜 通信112号

緊急事態の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。例年の桜の季節とは違い、今年の桜は少し物悲しく感じてしまうのは私だけでしょうか。どこか気持ちの晴れない毎日ですが、ささやかな楽しみを見つけて皆で乗り切っていきましょう。ちなみに私は愛犬たちに癒され、自宅で映画を見ることを楽しみに日々過ごしています。さて、リーフグリーンでは、手洗い、うがい、検温などの体調管理に気を配りながらサービスが滞ることのない様に対策をしております。地域の皆様に楽しんで頂いています毎週木曜日のゆいカフェも、感染拡大防止のため中止しています。この春、リーフグリーンは20年を迎えます。今まで私たちを支えてくださった皆様に感謝を込めてイベントを計画しておりましたが、この状況の中、残念ながら中止せざるを得なくなってしまいました。今はひとりひとりが出来る事をしっかりとおこない、来年の春にはマスクを外し晴れ晴れとした気持ちで桜花を愛でることができますように。 理事長 麻田

暖冬 通信111号

令和2年の新春を迎え皆様いかがお過ごしでしょうか。年末年始とあまり寒くない冬が続いています。やはり寒さ身にしみる中での初詣、えべっさんが良いですね。さて、令和2年幕開けのリーフグリーンは子育て支援事業の中に新しい事業が増えました。日中、体調不良などで家事や育児が困難な妊婦さんや産後のお母さんに対する支援です。すべての人たちが互いに助け合って暮らし続ける事ができる地域社会を目指してという基本理念にまた一歩近づいたのではないでしょうか。今年は設立20周年を迎えます。震災当初の「まちの保健室」を引き継ぎ5年後に「リーフグリーン」が誕生しました。困っているから助けてほしい人、こんな事ならお手伝いができると思っている人が出会える仕組みを次の世代にどう伝え、どう生かしてもらうか、日々模索中です。 理事長 麻田

秋 通信110号

秋の行楽のシーズンがやってまいりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。9月29日リーフグリーンでは会員の皆様と一緒に滋賀県近江の旅を楽しんできました。天気が危ぶまれましたが当日は夏空が舞い戻ってきたのかと思わせるほど良いお天気に恵まれ汗ばむほどでした。参加者のみなさまやスタッフの思いが届いたのでしょうね。さて、今年度は私にとって始まりの年です。令和の始まりと共に代表に就任。もう1つプライベートではウクレレを始めました。4本の弦からなる小さな楽器ですが奏でるとハッピーな気持ちになります。行った事はありませんがハワイの海まで思い浮かべる事ができます。毎週木曜日に開催していますある日の「ゆいカフェ」では恐れ多くもハーモニカと共に弾かせて頂き参加者の皆様と楽しい時間を過ごしました。これからも突然に参加させて頂くと思いますのでよろしくお願い致します。始まりのこの時を忘れず皆さまと共に歩んでいきたいと思います。 理事長 麻田

令和とともに 通信109号

「平成」から「令和」へと新しい時代の幕開けと時を同じくして「リーフグリーン」も世代交代という大きな節目を迎えました。19年間、前理事長が大切に築き上げてきた事を色合いが変わる事なく「リーフグリーン」の名のごとくいつまでも美しくきれいなグリーンであり続けられる様に頑張って参ります。私たちにしかできない豊かな社会を目指し地域に根ざした活動に努力する所存でございます。会員の皆様を始めリーフグリーンを支えてくださっているたくさんの皆様、これからもお力添えのほどよろしくお願い申し上げます。
理事長 麻田 真貴子

設立20年目の節目のスタートです 通信108号

平成12年に地域住民が互いに助け合う活動団体を設立して代表に就任し、3年目に障害者支援の県の指定事業を開始、5年後の17年にはNPO法人格を取得して介護保険制度事業に参入しました。その後県内の福祉系団体の仲間たちと「ひょうごん福祉ネット」を立ち上げ、情報交換や協働事業を実施しながら、10年間副代表も務めました。その中で課題が見つかる度に、福祉有償運送や子育て支援、ミニディサービス、便利屋サービス、ゴミ出しサポートなど、新しいサービスを次々と創っては提供してきました。現在も続いているサービスもあれば、終了してしまったサービスもあります。困って居られる方々にとってどうしても必要なら、無理をしてでもサービスを提供しますが、他に手立てが出来て、私たちが頑張らなくてもいいと判断した時にはさっさと撤退していきます。
今私たちが直面している大きな課題は、ヘルパーの高齢化問題です。意欲的に活動を続けてきたヘルパーさんたちが次々と高齢になってリタイアするようになり、私たちにいざ介護が必要となった時に担い手となる若い人材が極端に不足しています。そこで、子育て中のヘルパーさんが安心して働けるように事業所内託児を充実させ、若い世代のヘルパーさんを育てようと取り組んでいます。
4月に入り新年号が「令和」と発表されました。時を同じくして「リーフグリーン」も若手新理事長の指揮の元、「令和」の時代へと漕ぎ出して行きます。会員の皆様初め多くの関係者の皆様に支えられて、押し寄せる大波も無事に乗り越えていけますように。
理事長 吉本加津子

新しい年が始まりました 通信107号

平成最期の年がスタートしました。5月には新しい年号の年が始まります。期を同じくして当団体も組織を刷新し、理事長の交代を行うことになりました。未曽有の被害をもたらした阪神淡路大震災から5年が経った平成12年4月30日に、震災を体験した主婦4人が集まって小さな団体を立ち上げました。たかとり教会救援基地で高齢者・障がい者の支援活動をされていた「まちの保健室」を、恒久的な活動へと引き継いで行くという目的がありました。自らの被災体験から、こんなことで困っているから助けて欲しいと思っている人と、こんなことならお手伝いできるよと思っている人がうまく出会い、お互いを生かし合っていけるシステムを創る必要性を感じていました。
「青くんと黄色ちゃん」の絵本の内容から、「青」と「黄色」が出会ってお互いを大切にして交わると「緑」が生まれるという意味を込めて、この会を「リーフグリーン」と名付けました。最初は、必要なら続いて行くだろうし続かなければ止めればいいと気楽にスタートしましたが、共感してくれる仲間が次々増えて5年後にはNPO法人格を取得しました。現在では、スタッフからボランティアさんまで含めると50名近くの方たちが活動して下さり、会員数も200名を超える団体となっております。
 設立から19年が経ち、私たち創始者は歳を取って体力も気力も衰え、いよいよ世代交代の時を迎えました。幸い、若い仲間たちが当初の想いを受け継いで頑張ってくれているので、安心して次代に託すことが出来ます。これからもお互いを大切に生かし合い、きれいな緑色を創ってまいりますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。理事長 吉本加津子

就業規則を変更しました 通信106号

前号でも西日本豪雨や大阪北部地震など頻発する自然災害に触れましたが、その後北海道で大きな地震が起こり、超大型台風が次々と発生しては京阪神を直撃し、日本列島を縦断していきました。今年は例年になく自然災害が多く、昨年は台風の為に楽しみにしていた遠足が中止になってしまいましたので案じておりましたが、今年は晴天に恵まれ、淡路島でみかん狩りを楽しんで来ました。
さて、ヘルパーの高齢化が取り沙汰されて久しい昨今ですが、当事業所も例外ではなく、最高齢のヘルパーがやがて80歳を迎えます。これまで定年制は定めず、ご本人の意思で体の続く限り仕事を続けていただくことにしておりました。しかしながら、やはり高齢になると体力の衰えは否めず、事業所としても安全の保障は出来かねると思い至るようになりました。その為就業規則を下記のように改めましたので、ご承知おきください。
「従業員の定年は、とくに定めない。ただし、75歳に到達した時点で1年ごとに契約を更新するものとし、体力面を考慮して身体介護を伴う業務からは出来るだけ外すよう努める。更に80歳に到達した時点で、身体介護を伴う業務には携わらず、生活支援の業務のみに携わるものとする。」
また、この度兵庫県の最低賃金が871円に引き上げられた事を受けて、本年10月からスタッフ時給を850円から900円に引き上げさせて頂きました事も、併せてご報告させて頂きます。
これからもスタッフ一同心を一つに、皆様に喜んでいただけるような運営に励んで参りますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。        理事長 吉本 加津子

私たちのめざすもの 通信105号

先日は久々の大きな揺れに、阪神淡路大震災を思い出してドキッとしました。震源地である大阪北部の高槻や茨木方面の方々には大きな被害が出たようです。それに追い打ちをかけるように西日本を豪雨が襲い、土砂崩れや大きな河川が氾濫して甚大な被害が出ております。千葉沖の地震も予断を許しませんし、日本中が大きな不安に包まれております。亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。さて今年度から介護保険制度が大きく変わり、介護保険の予算が無い中、有資格の介護職ではなく、元気な高齢者が支援を必要とする高齢者の支援をする「介護予防・日常生活支援サービス」と「住民主体サービス」の事業が動き出しました。ゴミだしサービスを中心として、庭木の手入れや、大型ゴミの処分などの依頼が増えてきております。介護保険にばかり頼らず、震災の時、出来る人が出来る事をお手伝いしたように、地域の中で助け合うことが必要になってきているということでしょう。私たちリーフグリーンは、設立以来ずっと変わらず、有償ボランティアという形で助け合い活動を続けてきました。介護保険で出来ないことも、必要な方には制度外サービスとして運営可能なぎりぎりの料金でサービスを提供する。ヘルパーの資格が有る無に関わらず、スタッフ全員が同じ報酬体系で動いてきたことが、今新しく始まった事業にも無理なく対応出来ている要因となっております。会員さん一人一人が、制度と制度外を組み合わせながら、その人らしい生活が送れるように支援をする。また、支援を受けるだけでなく、自分の持っている力を人の為に活かして活動者にもなり得る。リーフグリーンは、そんなお互いの色を大切にした、自由なみんなの居場所でありたいと考えています。

理事長 吉本 加津子

新年度が始まります 通信104号

春が来て、一斉に生き物たちが活動を始めました。冬眠していたメダカや虫たちが元気よく動きだし、桜やチューリップ、フリージアなど色とりどりの花々が咲き始めています。「リーフグリーン」も設立19年目となる新年度に向けて、各自がその色合いを活かして元気よく枝葉を拡げて参りましょう。
さて私は1月からケアマネになるための研修を受けています。娘世代の若い方たちに交じって朝から夕方まで充実した講義を受けていますが、私のような白髪頭の方が他には見当たらず、どうやら私が最年長かもしれません。若者たちとグループ討議を重ねていると、いろいろ気付かされることも多く大変勉強になりますが、一方その思考テンポの速さについて行くのに必死の日々を過ごしています。でもそんなマイナス面ばかり多い私にも、30年にわたるヘルパーとしての豊富な経験があります。この強みを活かして、本当に利用者の皆様に信頼していただけるケアマネになりたいものだと切望しています。これから8月までしっかりと研鑚を重ねて、皆様のお役にたてるようなケアマネになれるよう頑張りますので、ご支援よろしくお願いします。
この1年も会員同士力を合わせて、「リーフグリーン」がより一層拡がり、地域に根を張っていけますよう頑張りましょう。理事長 吉本 加津子