リーフグリーン かわら版

2012年12月

思いめぐらすこと(通信76号)

赤や黄色に色付いた桜の葉や、金色に輝く銀杏の葉が散り始め、公園は錦の絨毯を敷き詰めたように変身しました。季節の移り変わりはとても速く、じきに木枯らしが吹き始めることでしょう。どうしてでしょうか、年を重ねると共に時の流れが速く感じられるようになりました。
もうこんな時間?もう1週間?もう1か月経ってしまったの?と口にすることが多くなりました。そうやって今年もあと一月余りとなってしまいました。何をするにも、若いころより頃より時間がかかるようになったからでしょうか?それはもっともですがくわえて「思いめぐらすこと」が増えてきたかもしれないとも思います。
「思いめぐらすこと」の第1位は、家族のことです。両親はとうに亡くなりましたが、兄弟姉妹とその家族が増え、私自身の子や孫もずいぶんと増えました。次に仕事に関すること。仕事を通して関わらせていただいた方々とのつながりの輪は、さらに広がっています。こうして多くの方々と交わる中で、「思いめぐらす」ことも増えてきているのです。
そうして思いを巡らせていると、知識や経験が増えてきたせいか、若い頃の自分を省みて恥ずかしく思うことが度々あります。親に対して、兄弟に対して、わが子に対して、友達に対して、出会いのあった多くの方々に対しても、なんと身勝手だったんだろうと恥ずかしくなるのです。若くても気遣いの出来る方は大勢いらっしゃいますが、私はこの歳になってようやくその思いに辿り着きました。これから先も亀の歩みの如く、ゆっくりと思いめぐらせながら成長していきたいと願っています。
                         理事長 吉本加津子

12月・1月の行事予定

12月の予定
★ ふれあいサロンゆい
・日時 12月6日、13日(木)  13:00~15:00
・場所 たかとり教会内 食堂(12月は2回の開催予定です)

♪ 12月の内容一部紹介 ♪
12月13日(木)…フラワーアレンジメント
参加費:材料費込み2,000円(要予約)
男性の方でも作りやすいものを考えています。クリスマスとお正月にも飾れるように小物でイメージチェンジされます。

1月の予定
★ 樹脂粘土教室
・日時 1月21日(月)  10:00~12:00
・場所 たかとり教会内 食堂

★ ふれあいサロンゆい
・日時 1月10日、17日、24日、31日(木)13:00~15:00
・場所 たかとり教会内 食堂

年末年始の活動についてお知らせ

12月30日(日)~ 1月3日(木)まで事務所はお休みします。
※お休みを希望されるヘルパーさんは、出来るだけ早くお知らせ下さい。

ふれあいサロンゆい

リーフグリーンでは、毎週1回木曜日にふれあいサロンゆいを開いています。ふれあいサロンゆいは、地域の方と交流を持つ会です。13:00~15:00の2時間ほどで、お話をしながら、簡単な工作や折り紙、時には、歌を歌ったりもしています。10月は、唐辛子の形をした飾り物、四葉のクローバーを使ってしおりやメッセージカード作り、11月は、折り紙で折った干支付きの箸袋を作りました。ゆいのつどいの1番のいいところは、誰でも気軽に参加出来て、幅広い年代の方とお話しが出来ることだと思います。誰かと同じ時間を共有することで、楽しさ倍増です。
今は、平均8名ほどの参加ですが、この活動をもっと知っていただいて1人でも参加者が増えてくれたら嬉しいです。基本的には毎週開いていますが、ご都合に合わせての参加でもかまいませんので、興味をもたれた方はリーフグリーンまでお問い合わせ下さい。

研修会~つらい介護からやさしい介護へ~に参加して

10月7日、三ノ宮の勤労会館において行われた小島ブンゴードー孝子さんの講演会に参加しました。定員100名の会場がほぼ埋まるほどの大盛況でした。
幸福度世界1位といわれるデンマークは、人的資源のレベルアップ(教育無償)とフル活用(男女ともに働く労働環境づくり)、その資源を大切にすること(公共福祉・医療の整備)等によって、国のパワーを生んでいるそうです。高い税金を払っても納得できるだけの社会保障が明確である事、被介護者が、介護はプロに、心のケアは家族にとの意識が強い事は、日本との意識の違いが感じられました。
また、エルドラセイエンという、高齢者の為の高齢者による全国組織があり、国の総人口の11%が会員として参加し、市政策への提言など活発に活動されているそうです。
つらい介護からやさしい介護へというテーマには、介護者にとっては、北欧式トランスファーや、福祉用具のフル活用などを利用し、つらい仕事でなく、体の負担が少なく働きやすい職場へ。被介護者にとっては、つらさ(怖い・痛い)を感じることなく、その方の力を活かせるやさしい介護へと変わっていきませんか?という想いが込められていました。
デンマークの政策を日本に当てはめてもピンとこないのは、高い税金を払っていく覚悟があるのか、また社会保障に活かされないのではないだろうかという疑念(透明性のなさ)などの想いがあるからでしょうか。高齢者がそのひとらしい力を活かしながら、過ごしていける社会というのは、リーフグリーンが行く先に望んでいる姿です。これから先、高齢者同士が縁を結び、持ち味を活かし共に助け合い生活していくという形を現実にしていくために、どのような具体案が考えられるのか?また無理なく介護にかかわり続けていくためにも、北欧式トランスファーの詳しい方法など、もっと知って活かしていきたいと思わせられる講演会でした。

FMわいわい放送に出演しました!

TCCインフォメーションの番組収録にリーフグリーンの新人、2名が参加しました。参加が決まった時から、不安でいっぱいの2名でしたが、ラジオで伝えたい事をスタッフの皆さんと一緒に考え、背中を押していただきながら、当日を迎えました。直前には、DJの方と打ち合わせ。いざ収録室へ入り、本番が始まると、心臓がバクバクドキドキ。声を出すタイミングを息をのんで待つような状態でした。
質問形式で、リーフグリーンに入ったきっかけは?現在どのような形で活動をしているのか?などの自己紹介から、今後リーフグリーンでやっていきたいと思っていること、ゆいの宣伝など、お話ししました。あれだけ事前に考えていたにも関わらず、話している内容が自分でもわからなくなるくらいのパニック状態でした。さすがの野上さんは、質問に対してどんな暴走球を投げ返しても、きちんとまとめてくださり、助けて頂きました。
自分たちの想いをどれだけ言葉にできたのかは自信がありませんが、今回の放送が電波に乗って、少しでも興味を持って頂き、いろいろな方につながるきっかけになれば嬉しいなと思っています。

新人ごあいさつ

皆様、はじめまして。10月からリーフグリーンで働かせてもらっている蔵元と申します。現在、リーフグリーン通信とゆいニュースの編集、ホームページの更新などを担当させていただいています。リーフグリーンに来てまだ2ヶ月ほどで、のみ込みの遅い私ですが、皆さんに助けていただきながら日々活動に取り組んでいます。

リーフグリーンの事務所に居ることが多いので、お越しの際には、お声掛け頂ければ嬉しいです。リーフでは、一番年下なので、明るく、元気に笑顔をお届していきたいと思います。皆さんにかわいがっていただけるように、しっかり努力していきたいと思いますので、どうぞご指導よろしくお願い致します。
                              蔵元