リーフグリーン かわら版

2012年8月

あつーい夏がやってきました(通信74号)

 暑中お見舞い申し上げます。水分、栄養、休養をしっかりとって、暑さに負けないでこの夏を乗り越えましょう。
 先日は九州を豪雨が襲い、甚大な被害をもたらしました。次々起こる自然災害に、地球の悲鳴が聞こえるような気がします。便利さばかりを追求して、開発を推し進めてきた結果、自然との調和がおろそかにされてしまっているのではないでしょうか?原子力発電もそうですが、人間が制御しきれない恐ろしいものを創り出し、自然が消化しきれない廃棄物を残してはいけないでしょう。もっと豊かに、もっと便利にという人間の欲がとんでもない物を産み出しているのではないでしょうか。ここらでちょっと立ち止まり、方向転換が必要な気がしています。
 私が子どもの頃、電気も水道もガスも無い、山の中で生活をしていました。谷へ湧水を汲みに行き、川で洗濯をし、薪で煮炊きや風呂を沸かしていました。鶏やヤギや豚などの家畜を飼い、畑で野菜を育て、モモやイチジク、ブドウなどの果樹もありました。山には木の実や山菜、キノコなど宝物がいっぱいあり、兄の後をついて野山を駆け回っていました。今から思うと、貧乏だったけど、なんと心豊かな生活だったことかと懐かしく思い出されます。縁側に父を囲んで子どもたちが並び、ホタルの飛び交うのを眺めながら戦争の体験談を聴いたこともありました。その時、戦争は決してしてはならないのだと心に沁み入りました。
 いつのころからか、私たちはこういう豊かさを忘れてしまっています。人と人の面と向かってのコミュニケーションを煩わしいと思って遠ざけた結果、孤独な人が増えています。メールやツイッターなど機械に向き合っての会話だけではなく、直接人と人、あるいは自然と触れ合うことはとても大切なことだと思います。私たちが子どもや孫に、どれだけこの豊かさを伝えていけるか、どれだけ悪い物を残さないように出来るか、真剣に考えて行動しなければいけない時期に来ているとつくづく感じる今日この頃です。

理事長 吉本加津子

”ゆい”ふれあい昼食会のお知らせ

毎週木曜日12:00~ 食堂にて(昼食代として500円をいただきます)

食事後に楽しく歌を歌ったり、手芸をしながらゆっくりお話し出来ます。毎週少人数のグループで、折紙・手遊び・ゆっくりとした体操などを楽しんでいます。
8月は、植物学者でもあるシーボルトが西洋に持ち帰ったとされる、江戸の花“あじさい”を作ります。
どんどんアイデアを出していただき沢山の笑顔を見せに来て下さい。

※食事はできるだけ2日前までに予約をして下さい。
♪みなさまのご参加をお待ちしております。

9月”ゆい”樹脂粘土教室のご案内

樹脂粘土教室(託児付き)

日時 : 9月10日(月)10:00~12:00

場所 : たかとりカトリック教会食堂

作品 : あじさい

※作品を持ち帰る小箱をご持参下さい。(綿棒のケースくらい)

お問い合わせ : 078-731-8577 リーフグリーン

第8回(平成24年度)特定非営利活動法人リーフグリーン定時総会と春の遠足のご報告

開催日時:2012年6月3日(日) 13:00~13:30
場  所:仁木や(三田市下田中753-1)
上記の場所にて、総会が行われ有効に成立した旨を述べ無事終了致しました。

新緑あふれる兵庫県三田市の山あいに位置する、体験型観光農園に4台の車で出発。
自然あふれるやさしい街に触れ合うことが出来、又 ウグイスの美しい鳴き声にいやされました。最初に陶芸の絵付けを体験、お皿かコップにそれぞれ個性あふれる絵、又は文字を描きました。ある方は、お皿にヒマワリを描きパット華やかに、ご高齢の方は、「ありがとう感謝」と書かれていました。いい言葉と出会えた一瞬でした。こちらこそ、ありがとう。
さて、蕎麦会席の昼食を仁木やで楽しく又、おいしく頂くことが出来ました。お味の評判は上々、くじも楽しんでいただけましたでしょうか。また来年が楽しみとのお声も頂きました。又、遠足に参加された方が短歌を寄せて下さいました。
○ 三田市の山峡(やまかい)の里ひそやかに陶芸の家は木漏れ日のなか
 ○ 罹災後は聴かずなりゐし鶯の三田の里にほしいままなる

熱中症にご注意を

1 熱中症を引き起こす条件
① 環境・・・気温が高い 湿度が高い 風が弱い 日差しが強い
② からだ・・・激しい労働や運動 暑い環境に体が対応できない

2 熱中症の症状、対応 
Ⅰ度
・めまい失神(立ちくらみ状態)
・筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)   
・大量の発汗
→すぐに涼しい場所へ移り体を冷やす 水分を与える(食塩水・スポーツドリンク)
Ⅱ度
・頭痛、不快感、吐き気、嘔吐
・倦怠感、虚脱感(体がぐったりする、力が入らない)
→誰かがそばに付き添って見守り、改善しない場合や悪化する場合には病院へ搬送
Ⅲ度
・意識障害・痙攣・手足の運動障害
(呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある、真直ぐ走れない、歩けないなど)
・高体温(体に触ると熱い)    
→すぐに病院へ搬送
3 なりやすい人
 ・脱水症状のある人 ・高齢者 ・肥満の人 ・過度の着衣 ・日頃運動不足の人
  ・暑さに慣れていない人 ・病気や体調の悪い人
4 予防として
 ・日陰をを作り、風通しをよくする
 ・空気が流れやすく、吸汗、速乾性のある衣服を選ぶ
 ・こまめに水分を補給する(活動前にも水分補給する)
(通信56号より)

 毎日連続で熱帯夜が続いています。小さな子ども・高齢者は気付かないうちに熱中症になっていることがあります。周りの大人が注意して見守り、早期に見つけてあげる事が大切です。

節電対策について

今年も引き続き電力の供給が落ち込んでいます。電力使用削減が叫ばれています。
 もうすでに家庭でも節電に取り組まれておられる事でしょう。但し、決して無理のない
 状態で節電に心がけてください。

① クーラーの設定温度は28度を心がけ、扇風機を併用しましょう。
② クーラーのフィルターはこまめに(月2回程度)掃除をする。
③ 無駄のない範囲でエアコンを消し扇風機を使用する。
④ 窓からの日射を和らげるため、すたれ等を取り付ける。
⑤ 冷蔵庫内は詰め込み過ぎをさけ、庫内の7割を目途に考え、扉の開閉は最小限にする。
⑥ 日中は照明を消し、夜間もできるだけ減らす。
⑦ TVはこまめに切ります。ただし、コンセントは緊急地震情報を受信するので通常通電にする。
⑧ リモコンは電源だけでなく、本体の電源も切る。長時間使用しないときはプラグを抜く。
⑨ 電気ポットは.保温せずに必要最小限に少量の湯を沸かすようにする。
                            (参考資料: 家庭の節電対策 資源エネルギー庁)