リーフグリーン かわら版

○ のんびり しほ空間 ○

リーフグリーンのスタッフ、わたし、蔵元は生まれつき重度といわれる病気があります。電動車イスに乗って過ごしている私から見た、日常の何気ない出来事や思いなどを文字にして¨わたし¨を表現していきたいです。何分まだまだ未熟で拙い文章ですが、くつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです。

私が日常生活をおくるうえで、日頃よく利用するのが、障害者総合支援の制度です。高齢者でいうところの介護保険制度の障害者版と言ったほうがわかりやすいかもしれません。あらゆる決まりの中で、日常生活に必要な制度を利用するのですが、この制度にはおかしなことや矛盾がいっぱいです。まず、以前の障害者自立支援の制度も今の総合支援の制度も障害者=余暇活動(遊んで暮らす)という観点で考えているのか、通学や通勤には外出の制度が使えないということ。障害者の日常生活及び 社会生活を総合的に支援するための法律とうたってあるにもかかわらず、ヘルパーさんとの通学・通勤には利用できません。それから、日常生活を支援する制度として、居宅支援、ガイドヘルプ(外出同行)、重度訪問と3つに分けているのですが、それぞれに、利用内容、時間の配分、単価報酬の違いがあります。それによって本当に必要な支援を受けにくい傾向にあると思います。とくに複数の事業所を利用している場合、例えばA事業所は単価報酬が高い居宅支援がいい、B事業所は時間が多く支給される重度訪問がいいとの希望はありますが、いろいろと細かな制限があり、利用する側も悩まされます。本当に必要とする支援を受けられる制度に変えていく必要があると身に染みて感じています。