第4回東北子どもまちづくりサミットに参加してきました。
こんにちは。Re:Cスタッフの田村です。
しばらく更新が止まっていたブログですが、今日から再開したいと思います。
少しずつRe:Cの活動をアップしていきますのでお楽しみに!
「子どもの日」の5日、宮城県仙台市の仙台国際センターで開かれた
「第4回東北子どもまちづくりサミット」に参加しました。
全国から約100人の子どもたちが集まり、復興からのまちづくりをテーマに交流しました。
Re:CからもT君、Y君、スタッフ1名が代表して行ってきました。
今回のサミットでは「子どもまちづくりクラブ」の代表が活動の経過を参加者に向けて報告してくれました。
「子どもまちづくりクラブ」は国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンによって
子どもたちが復興からのまちづくりに参加することを目的に立ち上げられました。
東日本大震災発生後、被災した岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市で立ち上げられ、
地元の小中高をメンバーに迎えて震災からの復興にむけて活動しています。
たとえば、石巻市の子どもまちづくりクラブの発表では、
子どもたちが考えた施設「子どもセンター」が実現することになったことを報告してくれました。
中高生が中心となって作り、運営していく施設だそうです。
発表をしてくれた子どもまちづくりクラブの代表は
「子どもセンターを復興のシンボルにしていきたい」と意気込みを伝えてくれました。
報告を受けたあとは、各クラブのメンバーと意見交換をする時間が設けられ、
活動の成果や展望について詳しく説明を受けたり、活動に参加した感想などを聞きました。
陸前高田市の中学1年生の女の子に子どもまちづくりクラブに参加した感想を聞いてみると、
「学校とは違って、自分らしくいられるこの活動が大好き!」と嬉しそうに話してくれました。
学校では自分を表現しにくい環境がある中で、自分の意見が尊重され、
実際に地域のまちづくりに反映される経験をすることで
子どもたちの自信と地元への愛着につながる大事な活動だと思いました。
そして、自分らしく過ごせる居場所作りや子どもたちの声を発信する表現活動に取り組むRe:Cの必要性を改めて確認しました。
Re:Cも含め、全国から招待された子どもと大人は前日の4日から仙台に入り、
全員で同じホテルに泊まりました。ホテルに到着すると付き添いの大人は別行動を取り、
子どもたちとセーブ・ザ・チルドレンのスタッフだけで夜ご飯を食べたり、
交流会が行われるなど、子ども同士が打ち解けられるように工夫されていました。
Re:Cから参加したT君は同じ部屋の子どもたちと夜中の3時まで盛り上がっていそうです。
Y君が泊まったお部屋でも12時まで寝なかったそうです。
翌日のサミットでは疲れた様子は全く見せずに、参加者との交流を楽しんでいました。
仙台空港から大阪空港までの飛行機の中で、T君にサミットの感想を聞くと、
「休憩時間に出された全国各地のご当地お菓子がよかった」と即答され、
思わずズッこけてしまいましたが、その後すぐに「他府県からの参加者と仲良くなれて楽しいし、
Re:C以外の活動も分かるから、次回も参加したい」と感想を言ってくれました。
次回のサミットは神戸で開かれるそうなので、Re:Cも何からの形で協力できたらうれしいです。