リーフグリーン かわら版

事業所内保育がスタートしました 通信101号

この度、スタッフや登録ヘルパーさんの子供たちを、事務所で保育する事業を始めました。事務所横の会議室を改装し、ガラス窓越しに子供たちの様子が見えるようにしています。おもちゃや絵本、ベッドやマットなども整備し、子どもたちはここで遊ぶのをとても楽しみにして通ってきます。齋藤さんを中心に、下山さん、湊さん、松野下さんと、子育て経験豊かな4名の保育士さんたちが交代で、優しく子どもたちを見守っています。お母さんたちも子育ての悩みを相談してアドバイスをもらったり、お母さん同士情報交換をしたりと思わぬ効果も見えてきています。
現在は非常勤スタッフの子ども(1年生と年少さん)と、登録ヘルパーの子ども(1歳)が利用しています。利用料金も低く設定し、事業所から半額補助もしています。他の事業所からの依頼があれば、ご相談にも応じていく予定です。
これまで若いヘルパーさんは、子供が生まれると離職してしまうことが多く、ヘルパーの高齢化が課題となっていました。その対策として、育児休業後は子供の成長に合わせながら少しずつ復職していけるようにと、この保育事業を立ち上げました。子育ては親育てとも言います。子どもは日に日に成長し、親がじっくり関われる期間はそう長いものではありません。母親たちが、子育ても十分に楽しみながら少しの収入も得ることができ、スキルを維持しながら焦ることなく仕事にも復帰できる。その為の支援ができればと願っています。
そしてさらに、この事業が成功して若いヘルパーさんが増えると、私たち高齢者の介護の未来は明るいということにもなります。自画自賛ですが、なんとまあ、良いことづくめではありませんか。ただし、資金面では不安が残りますが…。
理事長 吉本 加津子