リーフグリーン かわら版

私たちのめざすもの 通信105号

先日は久々の大きな揺れに、阪神淡路大震災を思い出してドキッとしました。震源地である大阪北部の高槻や茨木方面の方々には大きな被害が出たようです。それに追い打ちをかけるように西日本を豪雨が襲い、土砂崩れや大きな河川が氾濫して甚大な被害が出ております。千葉沖の地震も予断を許しませんし、日本中が大きな不安に包まれております。亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。さて今年度から介護保険制度が大きく変わり、介護保険の予算が無い中、有資格の介護職ではなく、元気な高齢者が支援を必要とする高齢者の支援をする「介護予防・日常生活支援サービス」と「住民主体サービス」の事業が動き出しました。ゴミだしサービスを中心として、庭木の手入れや、大型ゴミの処分などの依頼が増えてきております。介護保険にばかり頼らず、震災の時、出来る人が出来る事をお手伝いしたように、地域の中で助け合うことが必要になってきているということでしょう。私たちリーフグリーンは、設立以来ずっと変わらず、有償ボランティアという形で助け合い活動を続けてきました。介護保険で出来ないことも、必要な方には制度外サービスとして運営可能なぎりぎりの料金でサービスを提供する。ヘルパーの資格が有る無に関わらず、スタッフ全員が同じ報酬体系で動いてきたことが、今新しく始まった事業にも無理なく対応出来ている要因となっております。会員さん一人一人が、制度と制度外を組み合わせながら、その人らしい生活が送れるように支援をする。また、支援を受けるだけでなく、自分の持っている力を人の為に活かして活動者にもなり得る。リーフグリーンは、そんなお互いの色を大切にした、自由なみんなの居場所でありたいと考えています。

理事長 吉本 加津子