リーフグリーン かわら版

「徘徊の映画会をしました」通信93号

9月6日(日)の午後、私たち制度外サービスを提供している団体のネットワークである「ひょうごん福祉ネット」の主催で、新長田勤労市民センターを会場に、「徘徊」の映画会を開きました。前売りチケット300枚も売れるかなぁと心配しましたが杞憂に終わり、雨天にもかかわらずなんと400名もの方の参加がありました。このドキュメンタリー映画の中では、認知症を患われたお母さんと介護されている娘さんの会話が実に明るく軽妙で、観客から度々暖かい笑いの渦が沸き起こっていました。認知症になってもその人らしく、個人として尊敬をもって接することの大切さ、地域や周りの人も巻き込んで支えてもらうことも大切だと感じとることが出来ました。
高齢者の4人に1人は認知症を患うと言われていますが、私も60歳代半ばになり他人事ではなくなってきました。映画会でのアンケートを見てみますと、認知症に対する知識と理解、予防と対応の仕方、相談できるところと居場所などに関心が高くなっていました。そして自身と家族についての両面から心配されている様子が伺えます。このあと引き続いて3回の認知症勉強会を予定しておりますので、関心のある方はどうぞご参加下さい。   
認知症勉強会 
        ● 2015/10/18(日)
         「認知症の方への声掛けと寄り添い方」
        ● 2015/11/29(日)
         「認知症になっても通える居場所」
        ● 2016/ 1/24(日)
         「認知症になっても活動できる居場所」
いづれも場所はNPO法人東灘地域助け合いネットワーク、時間は14時~16時です。
理事長 吉本 加津子