体力の衰えを痛感しました(通信70号)
体力の衰えを痛感しました 理事長 吉本 加津子
赤、白、黄色にピンクと色とりどりの小菊が香り高く、競い合うように咲き誇っています。あまり手入れもしないのに、元気に花を咲かせてくれて感謝です。
私は今年も、恒例の六甲全山縦走に挑戦しました。5人の仲間と、午前3時に自宅を出て須磨浦公園に集合し、5時から登り始めました。例年にない暑さで、汗びっしょりになって歩いていました。菊水山の手前で仲間の一人がリタイア、私も摩耶山上の掬(きく)星(せい)台(だい)でリタイアしてケーブルカーで山を下りてきました。残りの3人は全長56キロを走破し、見事に完走されました。
脚の筋肉痛と胃のむかつきでよれよれになっての帰宅途中、若い男性に席を譲られ、私もそんな歳になったのかと大変ショックでした。そのときは、体調が悪そうだったから譲ってくれたのかも…と言い訳を考えましたが、先日またしても若い男性に席を譲られ、「ああ、いよいよ私も若い人から労(いたわ)られるような歳になったんだ。」と観念しました。昨年まで完走出来ていたものが、早々とリタイヤを余儀なくされ、体力の衰えを痛感しました。これからはあまり無理をしないように自重しようと思いながらも、一抹の寂しさは禁じえませんでした。
歳をとるとはこういうことなのか…。今まで出来ていたことが、一つまた一つと出来なくなっていくものだと悟りました。これまでご高齢の方々からよく訴えられていたことではありますが、ようやく実感を伴って理解出来るようになりました。
しかし、ものは考えようです。これからはがむしゃらに頑張らずに、若い人に労(いたわ)られつつ、楽しみながら出来ることを続けていけばいい…と考えると、かえって気が楽になりました。みなさんも助けられ上手になって、「楽しみながら」を合言葉に、一緒に前向きに生きていきましょうね。
2011年12月15日 3:14 PM | カテゴリー:理事長あいさつ