リーフグリーン かわら版

早く春が来ますように(通信72号)

東日本大震災から一年が経ちました。被災地ではことのほか寒さが厳しくて、大変な思いで過ごされているのではと案じられます。そんななか、福島県南相馬市の「小池長沼仮設」とつながりが出来ました。さっそく毎週木曜に開催しているふれあい昼食会で、みんなで被災地へ思いを馳せながらマフラーを編みました。阪神淡路大震災を体験した長田区野田北部地域の有志の方々のご協力をいただき、メッセージを付けて送らせていただきました。これからも交流を深めていけたらと願っています。そして希望の芽吹く春が、早くやってきますように。

  さて平成23年度もいろいろありましたが、多くの方々のご支援をいただき何とか無事に終えることが出来ました。ひとつは、国の緊急雇用対策事業として2級ヘルパーの養成ができたこと、またそのなかでスタッフたちの研修も実施できたことは大きな収穫でした。再度受託出来たらと希望しておりましたが、残念ながら今年度は受けることが出来ませんでした。

つぎに、10年間続けてきたミニディサービスを終了せざるを得なかったこと。これはスタッフにとっても利用者さんにとっても残念な出来事でした。代わりに「みんなで楽しくお昼ご飯を食べましょう」と、ふれあい昼食会をはじめています。みんなで一緒に楽しくおしゃべりをしながら食事をし、手芸が好きな人が集まって小物を作ったりして過ごしています。まだ参加者は少ないですが、いろんなアイデアを持ち寄って、地域の方々が楽しめる居場所を作っていけたらいいなあと考えております。

  4月からは介護保険はじめいろいろな制度が変わります。私自身まだ理解出来ていないことが多いのですが、みんなで学び合いながら楽しく生活できるコミュニティーを作って行きましょう。

理事長 吉本加津子