リーフグリーン かわら版

神戸市に対する提言書をまとめました 通信84号

急に暖かくなったと思っていたら、白木蓮が優雅な姿を現しました。それにつられて、スミレやユキヤナギも花びらをほころばせ始めました。行きつ戻りつしながら春がやってきました。
平成27年度から始まる介護予防の新総合事業への移行に際して、これまで私たちが地域住民同士の助け合いとして提供してきたサービスが、大きく見直されることになりました。
要支援認定を受けている方たちへの生活支援サービスを、本来の介護保険の枠から外して市町村の地域支援事業と位置付け、NPOや市民活動に担ってもらおうというものです。
私たちはこれまでの15年間の活動を通して、制度の改正がなされる前に、どうしても声を届けないといけないと思いたち、神戸市に対する提言書作りに取り組んできました。
これまでの介護保険制度では制限が多く、本当に利用したいメニューが選べない状況がありました。高齢者が自分らしく生きていくために、少し負担金を出してでも多様なサービスを選べることはとても重要なことです。また、元気な高齢者が自らの介護予防に取り組み、地域の中でその能力を生かして働き手となることが出来るようにコーディネートしていくことも大切です。
制度外事業に取り組む団体のネットワークである「ひょうごん福祉ネット」の仲間たちと知恵を出し合い、「減らそう介護、増やそう元気」をテーマに「4つの提案 12の方策」の提言書を作り上げました。神戸市に提出後、報告会を開いて皆さんにご紹介したいと思っています。 
理事長 吉本 加津子