リーフグリーン かわら版

2013年12月

これからの高齢者支援施策について考える(パート2) 通信82号

世界中のあちらこちらで大きな災害が頻発しています。地球温暖化が原因なのでしょうか?台風も大型化し、先日はスーパー台風30号の高潮により、フィリピンに壊滅的な被害がもたらされました。なかなか救援活動も行き届かず、食糧や飲み水にも事欠く悲惨な状況のようですが、私たちも僅かなりとも支援金と祈りを送り届けたいと思います。日本でも近々大きな地震や津波・台風の襲来が予想されていますが、自分の命を自分で守るためにも情報収集をしっかりしないと逃げ遅れてしまいます。私たちも団体としてどんな取り組みが出来るのか、しっかりと考え、備えていかなければと思っています。
先日来話題になっている介護保険の改正に関して、要支援の訪問介護とディサービスのみが市町村事業として移管され、訪問看護や入浴サービス・リハビリなど専門的な技術を要する部分は介護保険にとどめるということが新聞紙上で報道されていました。前々から分かっていたことではありますが、介護保険財源が破たんしないように利用者を減らしていかないといけない状況になり、市町村は新しい制度設計に向けて動き出しています。これまでは介護認定を受けた人に対するサービス提供を減らすことばかりに目が向いていた行政も、そのためには、介護状態にならないように予防することこそが大切だと気付いたようです。私たちの活動は、まさにこの介護予防に位置づけられると思います。高齢になっても元気な会員が、サポートを必要とする会員の手助けをする。住民が自由に参加できる居場所を作って、互いに支え合いながら楽しく元気に過ごす。その中で生きがいを見つけ、困った時には助け合える関係が出来ています。リーフグリーンがこれまで介護保険制度外の方たちに対して提供してきた有償ボランティアサービスと、ミニディサービスやふれあい活動「ゆい」の実績が、どこまでこの新しい制度(地域支援事業)として認められることになるのか?しばらくは福祉ネットの仲間とも議論を交わしながら、神戸市にアピールしていきます。     
理事長 吉本 加津子

○ 行事予定 ○

12月の予定
★ふれあいサロンゆい
日 時 5日、12日、19日、26日
木曜 13:00~15:00
場 所 たかとり教会内 食堂
材料費 1人 1ヶ月1,000円
(1回ずつ参加の方は1回300円)
内 容 19日 少し早めのクリスマス会
26日 フラワーアレンジメント(要予約)他

★お料理講座(託児付き)
日 時 12月9日(月)10:00~13:00
場 所 たかとり教会内 食堂
材料費 1,500円
内 容 和の素材でフレンチ
定 員 10人(要予約)
(締切:12月6日(金)までの申込制の先着順) 
持ち物 エプロン

1月の予定
★ふれあいサロンゆい
日 時 9日、16日、23日、30日
    木曜 13:00~15:00
場 所 たかとり教会内 食堂
材料費 1人 1ヶ月1,000円
   (1回ずつ参加の方は1回300円)
内容 9日 お茶会
   16日、23日 牛乳パックで作る小物入れ他

★樹脂粘土教室(託児付き)
日 時 1月20日(月)10:00~12:00
場 所 たかとり教会内 食堂
材料費 1セット500円
作 品 フラ人形
お問い合わせ・お申し込みは、TEL又は、FAXでリーフグリーンにご連絡ください

○ 新しい活動のご案内 ○

子育て支援の活動に新たに2つの内容が加わります。
1つ目は、託児付きのお料理講座です。このお料理講座は、樹脂粘土教室の参加者の方から要望があり始めることになりました。10月に第1回をしましたが、早くから問い合わせやご予約の連絡があり、定員10名いっぱいの方がお越し下さいました。この時のメニューは、魚介のスープパスタと韓流ドルチェというデザートでした。今後も2ヶ月に1回実施していく予定です。
2つ目は、ゆったりゆるゆるゆるりの会です。この会は、自分で体を動かすことの気持ち良さ、触れてもらうことの気持ち良さ、誰かにしてあげることの気持ち良さ、そんなことを感じながらリラックスした時間を過していただきたいとの思いで企画しました。こちらの取り組みも皆様にお越しいただきたいです。

ゆったりゆるゆる ゆるりの会
お試し会:12月3日(火)、12月17日(火) 9:30~11:30 (お試し会は、体験無料)
日 時:1月7日(火)より週1回 毎週火曜 9:30~11:30
場 所:たかとり教会内 2F和室
費 用:1人月額2,000円(月に4回程度)
持ち物:汗拭きタオル、バスタオル(ヨガマット)、動きやすい服装
参加は先着順ですので、ご予約・お問い合わせは、お早めにリーフグリーンまでご連絡ください。

○ 秋の遠足に行ってきました!!! ○

10月27日(日)、秋の遠足で淡路島洲本の平岡農園とイングランドの丘へ行ってきました。平岡農園では、みかん狩りを楽しみました。自分で摘んだみかんは、その場ですぐに食べられたり、量り売りもしてくれるので、摘みすぎてしまった分は持ち帰ることもできました。昼食は、イングランドの丘でいただき、その後は、何人かずつに分かれて園内をぶらぶらしました。ヒツジやコアラやワラビーなどたくさんの動物と触れ合うことができ、お土産を選ぶのも楽しかったです。参加された方に感想を頂きました。楽しんでいただけたようでよかったです。

・心配していたお天気も晴れ!!楽しい一時を過ごさせていただきました。ちいさなみかんを、朝食時いろんな果実と一緒に食べました。三橋

・先日は、みかん狩りに連れて行ってもらってありがとうございました。帰りにお百性さんの所に行ってナスも取らせてもらい、また焼き芋もらって楽しい1日でした。渡邊

・何十年ぶりかの遠足。朝起きて、嬉しくて、子供のようにはしゃいで。みかん狩りの楽しくて、おいしくて。楽しい楽しい一日でした。またどこかヘ連れて行って下さいね。ありがとうございました。平野

・みかんレモンと淡路のおいしい果実を堪能してきました。昼食はイングランドの丘でワイワイと皆の楽しい話しでおいしかったよ。橋本

楽しい一日でした。みなさまありがとうございました☆

○ のんびり しほ空間 ○

リーフグリーンのスタッフ、わたし、蔵元は生まれつき重度といわれる病気があります。電動車イスに乗って過ごしている私から見た、日常の何気ない出来事や思いなどを文字にして¨わたし¨を表現していきたいです。何分まだまだ未熟で拙い文章ですが、くつろぎながら読んでいただけたら嬉しいです。
私は、最近よく、養護学校にいた時のことを思い出します。小学校までは地域の学校で、いわゆる通常学級に通っていました。中学校から養護学校に行くことなり、多感な時期の私には衝撃的なことが多かったです。それまでの私は自分以外の障害者と関わることがなく、恥ずかしながら関心すら持っていませんでした。私が通っていた養護学校には、重度障害者と呼ばれる友達がたくさんいました。言葉として会話ができない子が多かったため友達になれないと悩んでいた私は、学校に行くのが嫌でした。だけど、そんなことはないと教えてくれたのは、養護学校にいた友達でした。ある子は、目の動きで答えを返してくれます。ある子は、表情で気持ちを表現します。ある子は、「あー」と声を発することで答えてくれます。ある子は、体全体を使って表現します・・・。私が知らなかっただけで友達は気持ちを通わせようと頑張ってくれていたのです。健常者・障害者関係なく、親しくなりたいと思うなら互いに相手を知ろうとすること、共感してみることが大事なんですよね。

☆ 編集後記 ☆

早いもので、今年も残すところあと1ケ月を切りました。皆様は、どんな一年をお過ごしになられましたか?今年もたくさんの方に支えていただきました。ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。