2010年2月13日
こんにちわ。
インターンスタッフの井上です。
最近更新が滞りがちになってしまい、申し訳ありません。
早いものでもう2月も中盤に差し掛かってきました。
2月といえば、大きなイベントにバレンタインがありますが、アジアの国々では旧正月というとても大切にされている行事があります(1月や3月にある年もあります)。
この日のサロンはちょうど翌14日にバレンタインデーと旧正月という大きなイベントを控えていたので、いつになく賑やかなものとなりました。
スタッフが外で昼食をとっていたら小学生Nちゃんから電話がきました。
もうサロンに来ているから早く撮影に行こうとちょっとお怒りです。
実はNちゃんは先日の11日(祝)にも友達とTCCにやってきて、スタッフを引っ張るように新長田のスチールパン・イベントの取材に出かけていったそうです。そして今日もまた元町の南京町で開かれている春節祭の取材に行きたいと言っていってやってきました。最近、Nちゃんら小学生達がカメラや映像づくりに興味を持ち始めてくれたのでとても嬉しく思います。
スタッフがサロンに戻るとNちゃん、Tくん、Iちゃんらが待っていました。
元町での春節祭とは中国の旧正月をお祝いするもので、ベトナムでも同様に旧正月のお祝いをするそうで、それをテトと呼びます。実はここカトリックたかとり教会でも翌14日に手とのお祝いイベントが開かれるので朝からベトナム人の信徒さんを中心に料理や飾りつけの準備が進められていました。なので、今回は取材対象をたかとり教会のテトに変更して撮影を始めました。
今回の撮影では、Nちゃんはカメラ役に徹し、TくんとIちゃんの2人がレポートをしました。これまで何度も取材に同行したことのあるIちゃんは流石にレポートには慣れたもので、カメラの前でも落ち着いてレポートをこなしていきます。
一方のTくんは恥ずかしがってなかなか上手く喋れません。ベトナム人のおじさんたちにテトの意味についてベトナム語で質問しようという時には、「あの人たちは北(ベトナム)出身の人、Nは南で、僕は東出身やから言葉がよくわからへんねん」と、尻込みをする場面もありましたが、Nちゃんらの厳しい突っ込みを受けつつ頑張りました。「明日の(テト)本番ではちゃんとレポートする。今夜お母さんにテトって何か聞いてみるわ。」と言っていましたが、結果やいかに・・。
普段、親達の持つベトナム文化について興味をもつことがあまりないというRe:Cのベトナムっ子たちですが、この撮影がテトやベトナム文化について知るきっかけになれば嬉しく思います。
小学生達が取材に励む一方、サロンでは遅れてやってきた高校生達が、新しくRe:Cボランティアになった2人の女子大生を交えてお喋りやゲームをして過ごしていました。
3時頃には、KちゃんやHくんが登場。Re:Cの友達やスタッフのためにたくさんのチョコを作ってきてくれました。ココアパウダーをまぶした本格的な生チョコを1つずつ可愛くラッピングした女の子らしさ溢れるKちゃんの力作には皆感動でした。
H君も昨年に引き続き逆チョコに挑戦。美味しいだけでなく、甘いものが苦手なスタッフの為に甘さ控えめのものを別に用意するなど、彼ならではの優しさがたくさんこめられたチョコでした。