グローバルエコトークショウGlobalEchoTalkShow第2回目


Global Eco Talk Show @ FMYY radio 2016/09/24
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「このショーは神戸のラジオステーションFMYYにて、「ナイジェリア女性子供を守る友の会」により行われています。本日はナイジェリア、デルタ州で数少ないオーガニックのピュア・パームオイルの生産業に従事しておられるトレーシー・エグボニマリさんにお話を伺いたいと思います。彼女はパームオイルやそれにまつわる問題について熟知しており、現地で使われているピジン・イングリッシュでお話ししていただきます。」
Welcome to the global eco-talk show today. This show is held in Kobe Japan. Our topic for this month is the Palm oil production in Delta state, Nigeria. Our SWACIN team discovered that the palm oil produced there is pure and excellent. There are a handful of small producers there but we figured out one major producer, Tracy Egbonimali. She knows a lot more about the production and associated problems.
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「グローバルエコトークショウ」の収録を聞いて
神戸学院大学経済学部経済学科3年生 松井 夕華
9月24日放送の「グローバルエコトークショウ」の収録に見学と言う形で参加させて頂きました。今回は、ナイジェリアのパームオイル工場を家族で経営されているトレーシー・エグボニマリさんにインタビューと言う形で番組が進んでいきました。
パームオイルとは、アブラヤシの木や種に含まれる不飽和脂肪酸を含む油であり、種などから抽出することによって作られます。用途はさまざまであり、ナイジェリアの食事でのスープ、化粧品などの他に、現地で生産される黒石鹸や薬、スキンクリームの材料にもなっているようです。また、抽出する際の殻などは、砕いてセメントと混ぜることで壁の材料にもなっているそうです。
tracyトレーシーさんが経営される工場でのオイルは手作業での抽出のため、化学肥料も使わず、着色料もないので、「オイルの抽出はたくさんのエネルギーも必要とするため難しいが、最高のピュアオイルが作られる」とおっしゃっていました。また、「そのオイルを料理に使用する際によい香りを楽しめるのが幸せ」ともおっしゃられていました。
ナイジェリアの男女の不平等について、トレーシーさんは「私はその不平等は偏見であると考えています」とおっしゃっていました。ナイジェリアでは、女性は学校で授業を受けられない、女性は家の相続権が無い、男性はたとえ末っ子であっても家の長となる、などの性別での格差があり、彼女のお母さんは、女の子の出産が続いたことで家を追い出されそうになったり、嫌味と捉える事の出来る言葉を言われたりと言う経験をされたそうです。
トレーシーさんは、お父さんから何も相続させてもらえない事を想定し、「自立した生き方ができる」ように将来設計をしたのだとおっしゃっていました。

インタビューを見学した感想として、世界を見ればこんなにも男女不平等が改善されていない国もあるのだ、という事にただ驚きました。日本や先進国では、『女性が活躍できる場所を』と男女平等を謳っている国が多いですが、発展途上国などでは、昔の日本と同様「男尊女卑」と言ってしまうと聞こえは良くないですが、そういった考え方をしている国もまだまだあるのだ、と感じました。しかし、そういった環境に流されることなく、自分の将来をどうしたいのか、目標を達成するために何をするべきなのかをしっかり考え、行動されたトレーシーさんは「意志の強い女性」だと感じました。また、彼女の考えを理解し、支援された方々がいたから、いま彼女は自立した生活を家族で送られているのでは、と考えます。そういった考えを理解し、共感される人々が少しでも増える事で、彼女のように自立した生活を送られる女性が増えていく事を願っています。