皆さま、こんばんは。夕方に約1時間ほど停電があった、ジョグジャカルタから近藤です。
先週末に、ジャワ島のプカロガンというバティック生産が有名な町へ、ミニバスで片道7時間ほどかけて行ってきました。ちなみにバティックとは、インドネシアの特産品で、ろうけつ染め生地(更紗)のことです。ジョグジャカルタにもバティック生産で有名な町がありますが、このバティックは地域によって特徴的な柄や色使いがあるのでおもしろいです。
ホームステイをさせていただいたご家族はバティック生産を行っており、こちらで作られたバティックをたかとりコミュニティセンター内にあるAWEP(アジア女性自立プロジェクト)へフェアトレード製品として出荷しています。今回私たちは、FMわいわいのオリジナルグッズ製作の依頼を行うため訪問しました。FMわいわいのロゴが入った型や、サンプルの生地を見せていただき、時間をかけてグッズ作成の打ち合わせやサンプル品の作成を行いました。
また、バティック生産で生計を立てている村の女性たちも訪問し、お仕事中のところを見学させていただきました。職人歴20年以上の女性たちの慣れた手つきを見ていると、作業が単純で簡単そうに思えるのですが、手書きでの作業は素人だと模様なんてとてもじゃないけど描けない!ほど、実はとても細かい作業なんです・・・この村の女性の中には、学校へ通うことができなくなった代わりに、生計を立てる手段としてバティックの技術を学ぶ人もいるそうです。学校での勉強も大切ですが、この一生ものの技術を磨き上げて素晴らしい作品をコツコツと作る中にも、色んな学びがあるんだろうな~と感じました。
FMわいわいバティックとその生地を使ったオリジナルグッズの出来上がり、みなさんも楽しみにしてくださいね!