皆さん、こんにちは。ジョグジャカルタから近藤です。11月11日・12日の2日間に渡って、ドゥクン村にあるKFMというコミュニティラジオ局で、ラジオ番組作成に向けて研修を行いました。
10月に行ったMMC FMでの研修と同じように、1日目に地域の情報を載せた地図、ソーシャルマップを用いた情報収集・分析方法、社会的問題に関する番組作成方法とインタビュー方法についての講義を行い、2日目に地元住民へのインタビューを行いました。
1日目に2つのグループに分かれて行う練習では、1つのグループがドゥクン村の石細工職人のキャパシティ向上、もう1つのグループは教育と健康をテーマに選び、ソーシャルマップ作成の練習とインタビューの質問を考えました。
1日目に学んだ手法とインタビューの質問を元に、2日目はICレコーダーを用いて地元の石細工職人へインタビューを行いました。ドゥクン村で石細工を営む職人はメラピ山の良質な石を加工し、手作業で石臼など工芸品を作っているそうです。しかし、ドゥクン村には石細工工芸組合がないため、流通業者から受け取る納品の報酬金額が一律化されていないという問題があります。KFMのスタッフは、そのような状況の改善に向けて、ラジオを通し、地域社会の問題をコミュニティの人々に認知してもらう番組を作る予定です。
音声編集が得意なスタッフが在籍している、KFMのメンバーによって、どのような番組が仕上がるのか、次回の訪問が楽しみです。