10月23日から26日までの四日間、FMわぃわぃの現地カウンターパートCOMBINE Resource Institutionが中心になって、Jagongan Media Rakyat(Jagonganはジャワ語で対話の意味、Rakyatはインドネシア語で市民、民衆の意味です)という市民メディアフェスティバルがジョグジャカルタで開催されました。2010年から隔年で開催されている大きなイベントです。ラジオ、テレビ、インターネット、写真、映像、プリントメディアなど、様々なメディアと、それらを活用した社会活動に関して、たくさんのセッションが開かれ、多くのブースが出ていました。朝から晩まで、同時に3~4セッション行われている時もあり、どのセッションに出るか迷うほどです。
FMわぃわぃも24日午後に、DMAM(Disaster Management Audio Material)についてのセッションを行いました。遠くはスマトラ島、スラウェシ島、ロンボック島のコミュニティラジオ局の関係者も参加し、DMAMに対する興味の高さがうかがえました。また、ディスカッションも白熱しました。地域の実情、文化、言語に合ったDMAM作成の重要性を再確認できたセッションでした。
ほかにも、災害に関する地元の知恵や昔からの言い伝えを防災に生かそうという取り組み、ムラピ山のコミュニティラジオが取り組んでいる地元産品による村の活性化のセッションなどもあり、興味深かったです。ブースでは、ムラピ山の特産物をプロモーションすることを目的に、蜂蜜、椰子糖、ジンジャーシロップ、さまざまな野菜チップス、お菓子などのオーガニック食品や民芸品の販売ブースなどもあり、地元食のブースも充実していて、朝から晩まで楽しめるようになっていました。
2年後はインターナショナルなものにしたいとのこと。ますます充実した良いイベントになるだろうと今後の発展が楽しみです。
(岡戸香里)