新たに4つの村でコミュニティ防災活動開始~ジュモヨ村・ケプハルジョ村でのワークショップ~


皆さま、こんにちは。ジョグジャカルタから近藤です。

このホームページで紹介しているように、私たちのコミュニティ防災活動は、現在タルン村・ドゥクン村の2つの村で行っています。この2つの村でも引き続き活動は継続しますが、新たに4つの村でもコミュニティ防災活動を開始しようと、先月末からコミュニティ防災活動について紹介するワークショップを行っています。

ワークショップでは、神戸での防災コミュニティー(防コミ)の活動事例、子ども向け防災カードゲーム、地域での防災訓練や子どもと楽しく行う防災訓練の事例を紹介しています。ただ単に、日本の事例を紹介し全く同じことをしてもらうことが目的ではなく、災害の種類や地域の文化・習慣が異なる場所での防災に対する取組みを知ってもらうことで、ここインドネシアではどのような防コミの活動が出来るか、メラピ山麓で暮らす人たちに考えてもらう機会になればと思っています。

<ジュモヨ村にて防災カードゲームの説明>

<ケプハルジョ村でのワークショップの様子>

8月28日にジュモヨ村で行ったワークショップも、8月29日にケプハルジョ村で行ったワークショップも、参加して下さった学校の先生たちの関心が非常に高く、この2つの村では今後、防災教育という形で活動を進める予定です。自分たちの中にある災害経験や対策を少しでも子どもたちに知ってもらい、身の安全を守る知識をつけ、メラピ山の噴火を恐れないようになってほしいと願う人たちがどの村にも多くいると感じます。メラピ山と共に生きるという、地域に根付く価値観を次世代にもしっかりと伝えることはとても重要なことなので、ジュモヨ村での活動も、ケプハルジョ村での活動もこれからが楽しみです。