「インドネシア防災活動レポート」カテゴリーアーカイブ

メラピー山麓の六村でコミュニティ防災のグループ討議

12月22日が2012年のインドネシアでの仕事納めでした。
この日は、Merapi山の東側にあるTalun村を訪れ事業のキックオフ会議とグループ討議を行いました。
一人の女性の参加者から「火山噴火を経験した子ども達の心のトラウマを癒すには「どんな取り組みをしたらいいですか?」という質問が寄せられました。
一つのアイディアとして、表現活動(アート、ラジオ)を紹介をしました。たかとりコミュニティセンターには多文化な子ども達による表現活動(REC)がありますから。
他にもいい取り組みを来年から紹介し一緒に進めていきます。

これで、六つの村でのキックオフ会議とグループ討議がすべて終わり、その場で話し合われたことをしっかり分析をして、来年からのコンサルテーションやワークショップに活かしていきます。

昨日のTalun村での活動終了後に村とれたドリアンとジャックフルーツを土産に持たせてくれて、事務所に帰ってみんなで熱帯フルーツをエンジョイしました!これも活動の楽しみの一つです 。

写真は、Talun村でのグループ討議の様子です

こちらは、クリスマス気分はまったくありませんが、1月1日までのロングホリデーに入りました。

では、メリークリスマス!

サミラン村でキック・オフ・ワークショップ(12/4)


ジャワ島中部のムラピ火山の中腹にあるサミラン村で、FMわぃわぃとCOMBINE Resource Institutionが実施するコミュニティ防災力向上事業のキックオフワークショップが12月4日に開催されました。四つの班に分かれたグループ討議の後半で、子どもたちへの防災教育をどうするかの問題が上がったり、参加した女性がバシッ!と「women tend to be excluded from social activity」と言ってくれたのがナイス!でした。Yes, voice of voice-less people can make a change! (近藤まりえ)

キックオフカンファレンスに村落から40名以上が参加(インドネシア防災活動レポート)

Merapi山麓の六つの村落での防災事業のキックオフカンファレンスが11月27日にジョグジャカルタ市内で開催されました。もっとも遠い村からははるばる数時間かけて、40人以上が集まり、一日を一緒に過ごしました。午前中は、Merapiy山の噴火の歴史と現状について火山地質研究所の方から話を聞き、その後、日比野がFMわぃわぃの活動とコミュニティラジオの防災の役割を紹介しました。質疑応答の時間がとても有意義でした。午後からは、グループワークに分かれて、「コミュニティの中で社会的排除されている人々」などについてのディスカッションが行われました。
そして、プログラムの名前も決まりました。インドネシア語で“Tangguh Merapi〜Tanggap dan Siaga untuk Harmoni〜”。英語では、“Tough Merapi~Preparedeness and Awareness of the Harmony~”になります。通称はTangguh Merapi(タングームラピー)になります。なんか強そうな名前です。(日比野純一)

11月27日に事業のキックオフミーティング!

いよいよ明日(11/27)は、FMわぃわぃが向こう三年余りにわたってインドネシアのジャワ島中部で取り組むコミュニティ防災事業のがジョグジャカルタで開催されます。Merapi山麓の六つの村から、コミュニティラジオで活動している人、防災チームのメンバー(日本でいう消防団)、そして村役場の職員が参加します。
今日(11/26)いま、みんなで、FMわぃわぃの現地事務所のある共同事業実施NGOの事務所でその準備中です。(日比野純一)

FMわぃわぃがインドネシアに現地事務所を設置します!

2006年以来、
「世界コミュニティラジオ放送連盟(AMARC)」に加盟しているFMわぃわぃは、その仲間である、インドネシアのNGO「コンバイン・リソース・インスティテューション」との協力体制を続けてきました。
両者を結んだテーマは「地域の防災」と、「コミュニティラジオが地域に果たす役割」。

インドネシアは日本と同じように災害の多い国です。
2010年にはジャカルタ中部にあるメラピ山の噴火で大きな被害を受けました。2年を経過してもなお仮設住宅暮らしが続いている周辺村落で、住民が気軽に参加し、発信するコミュニティ放送が復興への力となるはず。

その想いで始まった今回のインドネシア事業。
photo現地に駐在するのは公募で選ばれた近藤まりえさん(写真)です。
途上国の農村開発や教育に強い関心を持つ若い力です。

近藤さんの目を通したインドネシア住民の皆さんによる「災害に強いまちづくり」へのあゆみを、このホームページで随時アップしていく予定です。
どうぞお楽しみに!