去る9月1日から7日まで、阪大のフィールドスタディに同行しました。これは、JICA草の根事業の一般向け成果報告の一環として行われています。ジョグジャカルタ周辺とボロブドゥール、ムラピ山の村々を訪ね、災害を経験したコミュニティ、役所、コミュニティラジオの人々とのディスカッションをしました。普段、活動で行っている地域がほとんどですが、ディスカッションでの阪大生の鋭い質問などもあり、私自身も災害とコミュニティに関して、多くを学び、いろいろ考えさせられました。阪大生たちも、この場所でしか経験できないことを経験し、考え方もガラリとかわり、かなりの成果があったようです。
「インドネシア防災活動レポート」カテゴリーアーカイブ
ムラピ山の幼稚園児の防災ワークショップ
去る8月13日、ムラピ山麓のケプハルジョ村の幼稚園で、子供たちの防災ワークショップを行いました。この幼稚園はムラピ山頂から7キロ地点の川沿いにあり、最も警戒度の高い災害警戒区域の中に位置します。防災の知識が非常に必要とされている地域ですが、幼稚園児への防災教育はこれまで行われたことがありませんでした。ワークショップは4~5歳児45人と先生たちが参加し、作成し終わったばかりの防災カードと、新しくデザインしてもらった防災のゲームを使って行われました。ゲームは「へびとはしご」、すごろくの一種です。
被災者が運営するメラピ火山噴火資料館、さらにワイドに!
【インドネシア・ジャワ島からレポート】たかとりコミュニティセンターには、地域の野田北部ふるさとネットが運営する阪神淡路大震災の震災資料室があります。ここメラピ山には、火山噴火で被災した住民達の手による火山噴火記念館があります。2010年の火山噴火によって大きな被害を受け、住宅の再建を禁じられているレッドゾーンと言われる地域に、そうした資料館があります。全壊をした家を展示場にして、地域の住民が持ち寄った噴火の被害を受けた生活用品が展示されています。
ジープやオフロードのバイクでレッドゾーンの地域を見て回る被災地ツアーが、2010年のメラピ山噴火後にコミュニティビジネスとして始まり、そのツアーの訪問地の一つに火山噴火記念館が組み込まれており、観光ハイシーズンの7月は海外からもたくさんの人達が訪れています。さらに、資料館を訪れる人達に火山噴火時の状況を伝える「語り部」もいます。
インドネシアでの活動が始まってから、数ヶ月に一回は火山噴火資料館を訪れて、運営している住民達と話をするのでうが、資料館は火山噴火の写真集や火山噴火をプリントしたTシャツなどを売っている屋台が拡張され、軽食がとれるカフェも大きくなっていました。たくさんの人達がジープで訪れるので、ビジネスとしてもそれなりなのかもしれません。そして、なんとなんと、最近、二つめの噴火資料館が別の住民によって開設されました。メラピ山に生きる人達は逞しいです。
女性たちが中心になり村を歩いて避難マップづくり 〜インドネシアのムラピ山麓でワークショップ〜
ムラピ山の山頂に近いSamiran村で、去る6月14日、火山噴火などの災害時の避難マップ作りのワークショップを行いました。参加者は、イブイブ(お母さんたち)が中心でしたが、近所のコミュニティラジオ局のスタッフなど、何人かの男性も参加してくれました。実は村にはすでに避難マップがあったのですが、わかりにくく、いざという時に役に立たないということで、参加者の村民たちと実際に村を歩き回って、避難地図を作ることになりました。
賞品の雌ヤギをコミュニティラジオ局に配達! 〜ムラピ山の防災ラジオ番組コンテスト〜
Love’s Gallery の藤原愛さんが語るインドネシア 〜6月の「Selamat malam dari Indonesia- インドネシアからこんばんは」〜
毎週水曜日23時から放送の番組「Selamat malam dari Indonesia – インドネシアからこんばんは」の6月のゲストは、 フェアトレードバージンココナッツオイル販売〜Love’s Gallery meets Kapoposang Project〜の藤原愛さんです。放送は6月4日、11日、18日、25日の23時-23時半です。スマトラでの一年半の生活、そしてココナツオイルの社会的ビジネスなどなど、インドネシアの話でいっぱいです。ぜひお聴きください。
Facebookページ Love’s Gallary meets Kapoposang Project
AiのBlog 「はい、私は地球人です」