今年はひょうごんテック設立20年である。
HYOGONの技術支援ワーキンググループと、たかとり内のツール・ド・コミュニケーションが合わさり、NPO/NGOへのリユースパソコン提供事業やパソコンメンテを始めたのが2004年である。さらに2008年からは、オープンソース・ソフトウェア(OSS)を使って応援することを軸にした。また、各月で「テックカフェ」という講座も続けてきた。NPOのIT支援という分野は、私には1993年からの関わりであるが、それから数えれば30年になる。
ひょうごんテックはたかとりコミュニティセンター(TCC)全体のIT担当という役割も担っていたが、それを昨年(2023年)3月に手放した。20周年を機に、改めてこれからのNPOのICT・OSSを考えることになる。昨年10月から「テックカフェ再起動」という名前で小さな講座を再開した。初回は、これまでのテックカフェを振り返る話しをした。過去の蓄積を次に向けて生かしていこうということを改めて考えた。これからは足元の現場だけでなく外にもより開かれていくテックを目指したい。
たまたまであるが、17年間事務局をつとめていたOさんが今年退任する。これもテックが変わっていくチャンスの一つなのかもしれない。今年は29年目の1.17である。様々な団体が世代交代を行い、変化していく。これからの数年で次のテックをつくっていきたい。
ヨシノタロウ